男の子のお祝い、端午の節句。
毎年ありますが、
その中でも生まれてすぐの初節句は、
とても大切な行事ですよね。
前回までの記事では、
服装や鯉のぼり、鎧兜、破魔矢、御祝儀
のことをお話ししてきました。
では今回は、楽しくお祝いするために必須!
お祝いの食事はどうしたら良いの?
このお話をしてみたいと思います。
誰を招待したら良いのか?
まず始めのお話。
初節句でお祝いの食事会には
誰を招待したら良いのか?
これには、決まったしきたりはありません。
親しい関係の人
ですね。
どこまでが親しい関係なのかは、
人それぞれ違うと思います。
いちおう一般的には、夫婦の両親、
赤ちゃんから見たおじいちゃんとおばあちゃんは
呼んだ方が良いとされています。
出来れば、パパとママ、両方の両親を呼ぶことが理想。
両方の両親が顔を合わせる数少ない機会ですので、
ぜひ、この機会を利用しましょう。
もし、どちらかの両親、
もしくは両方の両親が遠い所に住んでいる場合なら、
赤ちゃんを見に来てもらう良い機会としても使えます。
みんなで赤ちゃんの初節句をお祝いしましょう。
兄弟や親戚は呼んだらダメなの?
当然、兄弟や親戚を呼んで、
一緒に初節句のお祝いをしても良いですよ。
ただ出来れば、おじいちゃんやおばあちゃんを
優先させてあげたい所ですね。
どちらかのおじいちゃんおばあちゃんが大人しい場合。
兄弟ならまだしも、
他の親戚を呼んでのお祝いパーティーは、
遠慮されてしまうかもしれません。
もしどうしても呼びたい場合は、
兄弟までにしておいた方が無難でしょう。
親戚との初節句のお祝いは、
また別の日に計画しましょうね。
どんなお祝い料理が良いの?
家で用意する場合は、
柏餅やちまきが定番で用意する物です。
柏餅の意味は、子孫繁栄。
柏の木の葉は、
新芽が出るまでは、
古い葉っぱは落ちません。
これは、子どもや孫が生まれるまで、
祖父母や両親は死なないという意味。
最近は、結婚をしない人や、
結婚をしても子どもを作らない夫婦も増えてきているんですけど ^^;
そしてちまきの意味は、
災いを避けるという意味があります。
中国では、昔も今も、
ちまきは邪気を払う食べ物とされています。
今も、旧暦の5月5日にはちまきを食べる風習が残っています。
これが日本にも伝わって、
鎧や兜飾り、破魔矢などと同じように、
初節句に食する習慣になりました。
ただ、柏餅もちまきも、
赤ちゃんはまだまだ食べられませんよね ^^;
ですので、用意するだけ、
大人が食べるというだけでかまいません。
準備をする、お祝いをするということに
意味があるんで。
ちなみに、関東と関西では少し風習が違います。
関西では、ちまきがメイン、
関東では、柏餅がメインになっています。
他にも縁起物の料理を用意しよう
柏餅やちまきだけだと、
おなかは全くふくれませんね(笑)
ですのでメインの料理には、
めでたい系の料理を準備するようにしましょう。
ちらしずし
こちらのひな祭りの記事でもお話ししましたが、
ちらし寿司には色々な意味が込められています。
お祝い事の定番ですので、
必ず用意したい物ですね。
鯛(たい)や鰤(ぶり)
鯛の尾頭付きも定番ですね。
めで鯛!!
そして鰤(ぶり)は出世魚。
成長するにしたがって、名前が変わることで有名ですね。
ちなみにこちらも、関東と関西では名前が違います。
- 関東:ワカシ⇒イナダ⇒ワラサ⇒ブリ
- 関西:ツバス⇒ハマチ⇒メジロ⇒ブリ
実は他にも、あまり知られていない出世魚があるので、
紹介しておきますね。
スズキ
セイゴ⇒ハネ⇒スズキ
ボラ
- 関東:オボコ⇒イナッコ⇒スバシリ⇒イナ⇒ボラ⇒トド
- 関西:ハク⇒オボコ⇒スバシリ⇒イナ⇒ボラ⇒トド
その他
他にも、
- タケノコ:まっすぐ元気に育つように
- 蓮(はす):穴があいている(見通しが良い人生)
などがあります。
ただ、あくまでも赤ちゃんのお祝い。
まだまだ手がかかってしまう年齢ですので、
「頑張らないとっ!」
なんて無理する必要はありません。
無理なく、出来る範囲で準備をしましょう。
場合によっては買ってきたり、
ママのお母さん(おばあちゃん)に手伝ってもらうのもありですね。
こういう場合、旦那さんのお母さん(姑さん)に手伝ってもらうのは
やっぱり気が引けますからね(笑)
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