前回は、男の子の初節句での服装や写真について
のお話しをしました。
どうでしょう?
一生の思い出として、
可愛い衣装を赤ちゃんに着せて
写真撮影をしたくなりましたよね?^^
では今回は、定番中の定番!
初節句での鯉のぼりの意味や選び方は?
ってことを、お話ししたいと思います。
都会の家には鯉のぼりが少ない?
わたしが子どもの頃だと。
5月5日の子どもの日が近づいてくると、
どこの家でも鯉のぼりが飾ってありました。
物心が付いた頃はバブル直前だったので、
家の庭に大きなポールを立てて、
かなり大きな鯉のぼりを飾っている家が
近所にかなり多かったように思います。
田舎出身ということがバレちゃいますね ^^;
でも。
今は東京に住んでいるのですが、
寂しいことに、東京や神奈川などでは、
ほとんど鯉のぼりは見かけません。。
あったとしても、
ベランダからすこ〜しだけのぞく程度の、
小さな可愛い鯉のぼり。
でも実は、子どもの日の鯉のぼりには、
男の子にとっては大切な意味が込められていること、
ご存知でした?
一般的に知られている意味としては、
「健やかなる成長」
です。
前回の記事でも書きましたね。
ただこれだと、由来がよく分かりませんよね。
ということで、由来を詳しくお話しましょう!
鯉のぼりの由来や意味
鯉のぼりの由来は、
戦国時代まで遡ります。
戦国時代と言えば、
織田信長や武田信玄に代表される大名達が、
天下統一のために合戦を繰り広げていた時代。
その合戦で用いられていたのは、
それぞれの家柄が分かるように家紋が描かれている、
旗やのぼり。
最近だと、相撲部屋を表すときに使われたりしていますよね。
この旗やのぼり、
始めは合戦のときにだけ用いられていたのですが、
武家の家では、男の子が生まれると、
「強い男の子に育つように!」
という意味も込められて、
旗やのぼりが立てられるようになりました。
それが少しずつ庶民の家にも広がったのが、
鯉のぼりの発症と言われています。
ではどうして、鯉のぼりに変化したのか?
中国の故事の中にある一つの話ですが、
「黄河の急流にある「龍門」と呼ばれる滝を
唯一登ることが出来た魚が鯉。
そして龍門を登りきることが出来た鯉は、
龍になることが出来る」
というお話があります。
この 鯉の滝登り=出世 というお話が日本に伝わり、
「男の子が生まれたら、旗やのぼりを立てる」
という風習と結びつきました。
始めは、鯉の絵を描くだけだったようですが、
少しずつ今のように、鯉の形をした、
鯉のぼりに変化していったらしいですね。
初節句の鯉のぼりを選ぶには?
男の子の初節句で、ぜひ鯉のぼりを飾りたい!
でも、どんな鯉のぼりを選んだら良いのか分からない。。。
そんなあなたに、鯉のぼりの基礎知識や選び方を
説明しますね。
まずは鯉のぼりの種類!
鯉のぼりと一括りにはしても、
ほんとうに色々な種類があります。
こんな、庭が大きくないと飾れないような鯉のぼりや、
都会の人向けの、ベランダで簡単に飾ることが出来る鯉のぼり。
これらの種類を分けると、
3種類に分類することが出来ます。
- 庭に埋め込みポールタイプ鯉のぼり
- ベランダや室内用取り付けタイプ
- 室内専用の三脚タイプ
選び方は、それぞれの家庭環境に合わせましょう。
まずは地面に埋め込むタイプの鯉のぼり。
当然ですが、それなりに庭が広くないと
飾ることが出来ません。
庭が広いだけじゃなく、電柱や電線などとの距離も
大切になってきます。
このタイプの鯉のぼりを飾りたい方は、
業者さんが下見をしてからの取り付けとなりますので、
ここでの詳しい説明は省かせて頂きますね。
次は、ベランダ取り付けタイプの鯉のぼり。
このタイプを購入する人の大半は、
マンションや都会一戸建てですよね。
特にマンションの人に注意をしてもらいたいことは、
ちゃんと管理会社に確認をしてから取り付けること。
管理会社によっては、ベランダへの鯉のぼりの設置を
禁止しているところもあります。
あと一般的には、鯉のぼりを設置していいのは、
3階まで。
4階以上のお部屋の場合、
もしも強風で飛んでいってしまった場合、
かなり危険ですからね。
もしも4階以上で鯉のぼりを飾りたい場合は、
のれんタイプの鯉のぼりを選ぶのも、
有りかもしれません。
ベランダに取り付けるタイプの鯉のぼりで注意したいことは、
柵などに、ちゃんと取り付けられるかどうか?
格子型のベランダなら、
ほぼ問題なく取り付けられると思います。
ただ、壁状になっていたり、
その上に手すりだけが付いているようなベランダだと
工夫をしなければ取り付けが出来ません。
購入する前に一度、ベランダの写真を撮って、
お店の人に見てもらった方が良いでしょうね。
ピンからキリまで!鯉のぼりの値段の違いとは?
どんなものでも、高いものから安いものまで、
様々な値段があります。
鯉のぼりの場合は、まず一番高い値段帯のものは
庭に設置するタイプ。
10万円や20万円、高いものになってくると60万円。
100万円の鯉のぼりなんてものもあります。。。
今回は、こんな高級鯉のぼりじゃなくて、
マンション設置型の見分け方をお話ししますね。
マンション設置型の鯉のぼり相場は、
だいたい1万円〜10万円。
これでもちょっと、巾が広いですが。。。
同じ大きさやタイプで、
主な値段の違いは生地の違いです。
安いもの:ナイロン
高いもの:ポリエステル
ナイロンとポリエステルの違いは二つ。
一つめは日焼け。
ナイロンは、本当に日焼けに弱いんです。
酷いものになると、
たった1日で色が変わってしまうものも。。。
それに比べて、
ポリエステルはかなり日焼けに強い。
平均で2〜3年、
強いものになると5年も素材もあります。
そしてもう一つは、強度。
もともと、ナイロンは弱くて、
ポリエステルの強度は強いんですが、
日焼けや経年劣化してくると、
この違いがさらに強まります。
風でなびいたときに、
何かに引っかかって破れる・・・
なんて可能性もあるかもしれません。
使い捨て感覚で安い鯉のぼりを購入するか?
長く使うことを想定して、少し高い鯉のぼりを買うか?
中途半端な値段のものを購入するより、
高いか安いかに絞った方が良いでしょう。
いかがでしたでしょうか。
たかが鯉のぼり、されど鯉のぼり、
ということを理解して頂けたかと思います。
単純に、立体的でかっこいいデザインだから高い、
というわけではないんですね。
色々な住宅事情があるにせよ、
大切な男の子の初節句。
立身出世するかどうか?は、
パパやママが鯉のぼりに気遣いが出来るかどうか?
にかかっていると言っても
過言ではないでしょう。
身の丈にあった鯉のぼりでかまいませんので、
しっかりと考えて鯉のぼりを探してみて下さいね!
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