蚊に刺されると・・・
我慢できずについつい掻いてしまいますよね〜。
私なんかは、少し気を緩めると、
知らず知らずのうちに、掻きむしってしまいます ^^;
でも、掻けば掻くほど、かゆみは酷くなってきてしまうし・・・
ちょっと待って下さい!
いつも以上に腫れていませんか??
もし、経験したことのない腫れや痛みがあったら、
気を付けてください!
蚊に刺されてかゆくなる仕組み
痛みや痒みなど、皮膚炎を引き起こす原因となる主な虫は、
蚊、ノミ、ブユ、ハチ、アブ、ケムシなどの昆虫類や、
ダニ、クモ、ムカデなど昆虫以外の、いわゆる接触動物です。
そして、虫刺されの代表といえば、
家の中、人家周辺、野山など、どこでも生息できる蚊ですよね。
蚊に刺されると、ほとんどの人が発疹や痒みを生じます。
刺されてすぐに痒くなる即時型反応と、
後で症状が出る遅延型反応があるってご存知でしたか?
これは実は、生まれてから今までの刺された頻度、
回数や年齢などによって、身体の反応が分かれるんです。
また、いつまで経っても痒みが引かない、ひどく腫れるなど、
蚊に対するアレルギーを持っている方もいます。
蚊に刺されると、どうしてかゆくなるのか?
その仕組みはというと。
蚊はメスしか刺しません。
産卵のために、動物の血を吸うのですが、
吸っていることに気付かれないように、
痛みを麻痺させる麻酔となる唾液と、
空気に触れると血が固まって吸いにくくなるように、
血が固まらないようにする成分。
刺した時に、2つを同時に流します。
痒みや腫れは、この唾液に対するアレルギー反応です。
デング熱やブユ熱も怖い!
また、2014年に全国を震撼させたデング熱は、
デングウイルスを持った「ネッタイシマカ」や「ヒトスジシマカ」などに
刺されることで感染します。
これは、蚊に刺された時に、
デング熱のウイルスに感染してしまって起こります。
デング熱に感染すると、2~10日ほどで突然の高熱と共に、
頭痛、目の奥の痛み、目の充血、顔面紅潮などの症状があります。
その後、全身の筋肉痛、骨関節通や全身倦怠感。
発症後3~4日後には、胸部、体幹に発疹が現れ、
四肢、顔面へと広がります。
食欲不振、腹痛、吐き気、嘔吐の消化器に症状が出る場合や、
血小板が低下しているため出血しやすくなっています。
気をつけて経過を診ないと、熱が平熱に戻る頃に、
血液中の液体成分が血管から漏れ出す、出血するなどの
デング出血熱を発症することがあります。
また、刺されたところが蚊の何倍も腫れあがっている場合は、
ブユ(関東ではブヨ・関西ではブト)が原因とも考えられます。
蚊と同様に、メスが産卵のため吸血しますが、
ブユは、皮膚を噛み切って吸血をするため、多少の痛みとともに、
噛み切られた跡が点状に出血、または流血します。
吸血時に唾液腺から毒素を注入するのですが、
ブユ刺症とも呼ばれ、刺されてから数時間後~翌日あたりから、
腫れ、発疹、痒み、発熱などの症状が現れ、
腫れや痒みは蚊に刺された時より強烈といいます。
蚊や虫に刺された時の対処法!
軽症であれば、自分で対処できます。
ですが蚊や虫刺されは、掻くと炎症が広がってしまい、
跡が残る原因にもなります。
一番良い方法は、患部を水で洗い流し清潔にした後に、
痒みを引き起こすヒスタミンの働きを抑える、
抗ヒスタミン成分の入った塗り薬を塗ります。
手元に薬がない時は、水で洗い流した後に、
患部を冷やして、神経の痒みの活動を抑えましょう。
石けんでゴシゴシ洗ったり、塩を揉み込んだりするのも、
意外と効果が高いので、おすすめの方法ですよ。
後は、お湯で温めたり、
絆創膏で空気との接触を無くしてしまったりする方法も、
かゆみが早めに引いてくれます。
ブユに刺された場合には、毒が浸透する前に、
ポイズンリムーバーという器具で、毒を吸い出します。
体内に毒が回らないように、口で吸いだすのはNGです。
毒を吸い出した後は、
ステロイド成分にヒスタミン成分などの痒みを抑える成分が
配合された塗り薬を塗ると、激しい痛みやかゆみが抑えられます。
応急処置でも痒みや腫れが引かないとか、
応急処置ができなかった場合は、
お医者さんに診てもらった方が良いでしょう。
ちなみにこのポイズンリムーバーは、
蚊に刺された時にも効果があるので、
一家に一台!あっても良いかもしれませんね(笑)
そして、もし熱が出てしまった時には、
デング熱の可能性も高いので、すぐに病院に直行するように!
デング熱は、日本では自費診療になってしまうのですが、
周囲に感染させてしまう事を考えると、隠すべきではないですよね。
ちなみにデング熱は、自分では治す事ができません。
ヘタに自分で治そうとすると、
悪化させてしまう危険があるの、でやめてくださいね!
虫に刺されないためには?
特に山や草むらに行く時は、
皮膚をできるだけ覆う服装にしましょう。
そして、肌が少しでも露出している部分には、
虫よけスプレーをすること。
蚊やブユは、本当に小さな隙間でも刺してきますからね〜 ^^;
あと、洋服の素材も注意が必要です。
蚊は、服の上からも刺してきます。
薄い素材だと、突き抜けてきてしまうんです。
少し暑いですが、デニムなら完璧!(笑)
自宅では、蚊取り線香などの虫除けや、
ハーブでの対策も良いですね。
また、虫はハッカの香りを嫌うようなので、
赤ちゃんやお子さんの大切なお肌には、
虫よけスプレーよりも、ハッカ油が良いでしょう。
寝る時には蚊帳を使うのも、良いかもしれません。
まとめ
如何でしたか?
ブユに刺されているかもしれないなんて、
思いもよらなかったんじゃないでしょうか。
蚊とブユの外見は、素人目にはほとんど同じ。
でも刺されると、1〜2センチも膨れ上がりますし、
かゆみや痛みも1週間以上も続いてしまいます。
とにかく厄介なんです。。。
今年の夏は、
「蚊だと思ったらブヨだった!」
とならないように、虫刺され対策は万全にしましょうね!
コメント