「深めのフライパン」はとても便利!
そしてステンレス製なら、手軽に主婦でも使えます。
でもくっ付いちゃったら…焦りますよね。
今回は、そんなステンレス製のフライパンが
くっつかないようにする使い方のお話です。
フライパンの材質別の特徴
まずは、材質別のフライパンの特徴からお話しましょう。
各家庭で一般的に出回っているのはステンレス製。
でもやっぱり、長所と短所があります。
美味しい料理を作るには、
フライパンの材質を知っておきましょう!
❖表面加工(テフロン等)のフライパンの特徴
*長所
テフロン、マーブルコート等の、
表面に樹脂加工が施してあるフライパンは
スベスベした表面のため、料理がくっつきにくいです。
「料理が焦げ付きにくい」
「少ない油でも調理ができる」
「汚れが落ちやすい」
という長所があって比較的、調理や手入れが簡単です。
*短所
傷が付きやすく、使っているうちに
表面の樹脂加工が剥がれてしまいます。
そのため、長期間使い続ける事はできません。
使う回数や使い方でも違いますが、
早いと半年、耐久性の高いものでも1~2年程度で
コーティングが剥がれてきます。
ステーキやハンバーグ、中華料理など、
高温調理には向きません。
白身魚のムニエルやオムレツなど、
柔らかい素材の料理には使いやすい材質です。
❖鉄素材のフライパンの特徴
*長所
火の伝わりが早く、ムラなく焼き目をつけることができます。
しっかり油をなじませて、火加減に気をつければ
焦げ付くことはありません。
ひとつ鉄のフライパンがあると、
いろんな料理に対応できます。
*短所
初めのうちは、油の馴染みも悪く、
火加減の調整も慣れてないと、焦げ付かせてしまうかも。
しばらく使わないとサビつく事があるので、
注意が必要です。
料理が好きな人向き!
❖ステンレス素材のフライパンの特徴
*長所
鉄と違い錆びにくく、
熱にも強く幅広い調理もこなせます。
表面がシルバーなのでソースの色がわかりやすく、
コゲに注意しなければいけない料理でも安心。
*短所
熱の伝わりが悪いので、
焼きムラが出来やすく、焦げ付きやすい。
熱伝導が良いアルミで、ステンレスを挟んだ構造や、
フライパンの底にアルミを張り付けたフライパンのように、
弱点を補う製品も作られています。
❖アルミ素材のフライパンの特徴
*長所
軽くて熱伝導が大変良いので、
細かい火力調整が可能です。
軽いので、パスタのソースを和える場合など、
よくフライパンを動かす料理に向いています。
*短所
高温や強い酸やアルカリに弱いので、
強火でのグリルには向きません。
アルミのフライパンはパスタ専用にというのが、
専門家の意見です。
他にも「チタン製のフライパン」や
「ガラス素材のフライパン」などがあります。
ステンレスのフライパンは、専門家からみても
「比較的使いやすい」調理器具のようですが、
くっつきやすい事も事実です。
うまく弱点を克服する、上手な使い方って
無いものなんでしょうか?
熱伝導率がよくないって、どういう事なの?
![疑問に思う女性](https://evltns.com/wp-content/uploads/2015/06/20150620103301-8.jpg)
「ステンレス」は、水筒や魔法瓶にもよく使われていますよね。
「熱いものは熱いまま」「冷たいものは、冷たいまま」
にしておける優れ物です。
ステンレスが、保温性に優れた材質であるということなんです。
これは逆に熱が伝わりにくい、
つまり、熱伝導率が低いということでもあります。
確かに、ステンレスフライパンは、熱伝導があまりよくないので、
フライパンの温度にムラが出来てしまいます。
それが「くっつきやすさ」の理由です。
ところが、熱伝導の悪さが逆に、
一度温度があがると下がりにくい
というメリットにもなるんです。
お肉など表面をコンガリ焼きたい時に
向いている材質なんですね。
ステンレスフライパンは、
シッカリ高温度まで熱して調理出来るので、
焼き目を楽しむ料理や、香ばしく焼き上げたい料理には
最適なんです。
餃子はパリっと、ステーキはふっくらジューシーに仕上がります。
コツさえマスターすれば、
目玉焼き、薄焼き卵も上手く作ることが出来る!
とのことですが、問題がそのコツですよね。
ステンレスフライパンの基本的な使い方
フライパンを中火にかけ、十分に加熱をしてください。
目安
フライパンの中に水滴をたらした時、
水滴が直ぐにコロコロ転がるくらい!
脂の多い食材はこの段階で調理スタート。
↓
一度火を止めて、全体に油をひき、
ぬらした布巾の上に10秒ほど置いて油膜を定着させます。
↓
「火」に戻し中火~とろ火にかけ、
好みの加減で調理してください。
調理中に食材がフライパンにくっついたら、
直ぐに動かさないように。
しばらくそのままにして、
軽くはがれるようになってから、ヒックリ返します。
それでもまだ、はがれにくければ、
再度、濡れてるふきんの上で、温度を下げて様子をみます。
◆ステンレスフライパンの口コミです!
❖くっついてしょうがなかったんですが、フライパンを弱火で
ユックリ暖めて食材を入れるとくっつかないです。ちなみに冷たすぎるのも
ダメです。一度、中火弱~弱火でじっくり温めてから試してみてください。
❖私はステンレスのフライパン愛用者♪です。
中火で温め油を注ぎ調理したい物を入れます。入れてすぐに蓋をします。
そして焦げそうな前に火を弱めるか、ほんの少しだけ水をサッと入れて
再び蓋をします。目玉焼きでも焦げません。
❖ステンレスのフライパンのコツは汁物以外は中火以上にはセット
しない事です。餃子を焼くコツは中火で油を温めフライパンを回しながら
餃子を入れます。するとくっつかず表面に焼き色が!そしてお湯を入れて
蓋をして蒸し焼きにします。底にくっ付かず綺麗に取れますよ。
❖フライパンにPAM(スプレー缶に入っている油)を薄くスプレーしてから
料理をしています。本当にくっつかないですよ。
❖ステンレスのフライパンの場合は、先に温めてしまうと、食材を入れた時に
くっついてしまいます。温めないフライパンに油を入れ、次に食材も入れます。
それから弱火でフライパンと油、食材を一緒に温めて、ある程度温まったら
中火、あるいは強火にして炒めたり、焼いたりというようにします。
まとめ
![肉を焼くフライパン](https://evltns.com/wp-content/uploads/2015/07/20150630204442-10.jpg)
美味しい料理を作るには、
なんでもかんでもステンレスのフライパンでは
ダメなんですね。
ただ家庭の場合、料理によっていちいち使い分けるのも
手間がかかってしょうがない。
そんな時のステンレスですが、
長持ちがするように、ちゃんとした使い方をしたい。
ちょっとした気遣いで、美味しい料理ができますよ!
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