とっても便利なフライパン!
傷めず、大切に使いたいものですね。
私のお気に入りのフライパンは、
深さのあるテフロン加工のフライパンです。
大きさの違うフライパンを2つで、何でもできちゃう!
「焼く」、「炒める」、「煮る」、の過程が全て、
これひとつで済みます。
フライパンて本当に優れものですが、
一体いつ頃から料理に使われているのでしょう?
さらに便利になったテフロン加工は、
いつから出てきて?どうやって洗うの?
そんな疑問にお答えしちゃいます。
フライパンの歴史
原始的な鍋のたぐいは、
火の使用と共に、旧石器時代からあったのでは?
と言われています。
ただ、鉄製の取っ手のある「フライパン(のようなもの)」となると、
帝政ローマ期頃から使われ始めたのではないか?
と考えられています。
ポンペイからは、鉄製の柄つき平鍋も出土しています。
古代ローマといえば紀元前753年。
人類はずいぶん昔から、フライパンを使っていたわけですね~。
そして、「フライパン」の基本的な形も、
変わっていないだろうと考えられています。
そして登場した「テフロン加工」のフライパン。
本当に便利ですよね!
その加工を少しでも長持ちさせる使い方や、
洗い方はあるのでしょうか?
テフロン加工ってどんな加工?
テフロン加工とはどういうものなのでしょう?
テフロン(フッ素樹脂)はデュポン社によって発見され、
商標名「テフロン」として知られています。
テフロン加工(テフロンコーティング)は、
その優れた特性から、用途は家庭用品から工業製品まで、
幅広く利用されています。
◆テフロン(フッ素)加工の特性
❖非粘着性
ほとんどの食材は、テフロンコーティングにくっつきません。
非常に薄いコーティング被膜でも、非粘着性を示します。
❖耐熱性
耐熱性の他、低温特性に優れ、短時間なら300度まで、
一般的には260度からマイナス240度までと、
広範囲にわたり使用できます。
❖すべり性
テフロンは、すべり性が高いです。
❖耐摩耗性
テフロンは、耐磨耗性が高いです。
❖耐薬品性・耐蝕性
テフロンは、耐薬品性・耐蝕性があります。
酸やアルカリといった薬品にも、
侵されることがありません。
塗膜の厚さが薄いと、薬液が浸透し基材を
腐食させる要因になります。
❖非濡性
テフロンは、非濡性があります。
コーティング後の表面は油や水もはじき、汚れにくくなります。
汚れた場合でも、簡単に洗う事ができます。
「テフロン」という言葉、一般的に浸透していますが、
実はデュポン社の「商標登録」なんですね~。
洗い方やコツ、注意点を知ろう!
テフロン加工のフライパン、
出来るだけ長持ちさせる洗い方を紹介します。
まず、使ってすぐに水をかけることは避けましょう。
テフロンは、極端な温度変化には弱いので、
必ず冷ましてから洗います。
そうしないと、コーティングが剥がれる原因になりますよ!
(1)まだ温かいうちに汚れをあらかた取り除きます。
柔らかい布などで汚れを拭き取ります。
金属製の「へら」などの使用は止めましょう!
(2)フライパンを柔らかいスポンジで洗います。
急ぐ時は少し冷まして、お湯で洗うようにしましょう。
ゴシゴシと洗うのではなく、
クルクルと回しながら、磨くように洗うのがコツです。
(3)汚れを残さず洗えたら、シッカリすすぎます。
水滴が粒状になったら、汚れが落ちたということです!
(4)最後にふきんで丁寧に拭きます。
自然乾燥すると、水道水に含まれるカルキなどの成分が
フライパンについたままになります。
布巾で拭くようにすると、コーティングが長持ちしますよ。
テフロン加工の使用方法や注意点
「テフロン加工」のフライパン、
コーティングが剥がれる要因って知ってますか?
それは“ピンホール”なんです。
ピンホールとは?
このピンホールは、どうしてできるんでしょう?
フッ素樹脂加工でフライパンを作る場合、
熱伝導が悪くなるので、樹脂を薄くしないと
調理には適さなくなってしまいます。
そのためフッ素樹脂を薄くすることでどうしても、
ピンホールという、目に見えないほどの小さな穴が
出来てしまいます。
樹脂に穴が開いてしまったら・・・
コーティングが剥がれる決定的な原因になります。
ピンホールから、水や油、塩が入ります。
本体を腐食させ、樹脂を押し広げるように
コーティングを剥がしてしまうんです。
注意書きに、
「調理した料理を入れたままにしないでください」
などの記載が書いてあっても、
何人がそこまで読んでいるでしょう??
入れたままの料理から出る調味料やスパイス、塩分が
ピンホールからどんどん樹脂の下に入り込みます。
テフロン加工のフライパンを買う時は、
ある程度、剥がれることは前提で購入しないとダメですね。
じゃあ、どうしようもないのでしょうか?
◆テフロン加工をできるだけ長持ちさせる3つのコツ!
①中火を使う
必ず中火以下で使いましょう。
強火はダメです!
中火とは・・・炎の先端がフライパンの底に触れる程度の火力です。
火力が強いと、表面だけ焦げて、中まで火が通らないことがあるので
中火の方が、調理にも向いているのです。
②急激な温度変化も危険!
これは、洗い方の所でも書きましたが、
急に冷やしてしまうと、本体の金属が急激に収縮するので、
テフロンコーティングが、剥離しやすくなってしまいます。
◎フライパンの調理面には、他の食器や調理器具を重ねない!
これは、洗う時も保管中も大切なこと。
やっぱり見えないキズが付きやすくなります。
気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたか?
くっつきにくい、焦げつきにくい、テフロン加工のフライパン。
もはや、家庭での調理には必需品のアイテムとなりました。
ただ、その効果を維持させることは難しい。
それはみんな、ちゃんとした取り扱い方を知らないからです。
毎日のチョッとした注意で、
テフロン加工のフライパンを長持ちさせることができます。
少しずつでも、意識してみてくださいね〜 ^^
ちなみに、フライパンの値段は関係ありません。
コメント