「最近、コンタクトによる充血がつらくて・・・」
とお悩みの方。
どのような原因や対処法があるんでしょう?
一言で充血といっても、いろんな要因があります。
結膜炎や角膜潰瘍、アレルギー性結膜炎など
炎症性のものは、眼病の対象となります。
痛みやかゆみ、メヤニが多いなどの
症状が出るはずですので、
かならず医療機関を受診してください。
今回は、そのようなはっきりした訴えのない
充血について調べてみました。
コンタクトで目が充血する理由や対処法
ソフトレンズとハードレンズ使用者では、
違いがあります。
ハードレンズのユーザーに、
一番よく発生する充血は、
夕方になると起こる角膜左右の充血。
朝は大丈夫だけど、
仕事などで1日中パソコンや、
スマホの画面を見ていたら、
だんだん疲れ、同時に目の左右が充血してくる。
それだけでなく、
ごろごろしたり、乾燥したりして、
レンズを外したくなるような感じになってきます。
ハードコンタクトに涙を奪われ、
他の部分が乾燥してしまう。
なおかつ、構造上乾燥しやすい部分があり、
そこがどうしても傷になってしまう。
パソコン作業をする方は、まばたきの回数が減って、
5~10回/分にも下がります。
(通常時15~25回/分)
まばたきで、涙と酸素を補充しているので、
回数が減ると、酸素不足がおこるのです。
コンタクトレンズの経年変化による劣化により、
眼に負担がかかっている場合もあります。
対処法としては、
- ゆっくりした、しっかりまばたきを意識してふやす。
- コンタクト用目薬を時間を決めて使う。
- しばらくメガネに変えてみる。
- 可能ならば、ソフトコンタクトに変えてみる。
- ハードレンズそのものを買いかえてみる。
次に、ソフトコンタクトレンズの充血について。
残念な事に、
ソフトコンタクト使用時の充血は、
何らかの眼病を起こしていることが多いです。
これはレンズの構造によるものから。
ですから、
たとえば2週間交換型ソフトコンタクトを、
3~4週間まで勝手に延ばして装用していたりすると・・・
感染症をおこしてしまい
充血、痛み、痒みを起こしやすくなるのです。
あとは、誰もがご存じのドライアイです。
文字通り、
眼が乾燥し、充血、ゴロゴロや痛みを感じます。
日本人の6人に1人がドライアイという
データもあります。
対処方法は、
- パソコンを眼より少し低い位置に設置する。
- 部屋の加湿を行う。
- コンタクトを使わない日を設ける。
- 防腐剤を含まない目薬を使う。
- 新素材のシリコーンハイドロゲル素材レンズを使ってみる。
コンタクトで充血が治らない!即効効果がある対処法!
蒸しタオルを使って、
血行を促す方法が効果が高いです。
先に人口涙液を点眼し、
(人工涙液とは薬局で売っている
「人工涙液」と書いてある目薬のこと)
濡れたタオルをレンジでチンして、
目の上に乗せてみてください。
(やけどに注意!)
約40度で10分間行うと、かなり効果があります。
ただし、痛みを伴う場合は
冷たいタオルをお薦めします。
血行が良くなると、
余計痛くなってしまうからです。
その後、まぶたを何度か開いたり閉じたりします。
次に眼球を左右上下に動かします。
(眼の筋肉をほぐして、血行を促します)
それから、これには即効性は無いのですが、
栄養面からの補足です。
ビタミンB2には、
目の充血を治す効果がありますので、
多く含む食材を摂るようにしましょう。
レバー・卵・豚肉・納豆・うなぎ・海苔・モロヘイヤ
などに多く含まれています。
医療品としてだけでなく、
ファッションアイテムにもなっているコンタクトレンズ。
使用方法をまもって、眼を大事にしてくださいね。
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