5月から6月にかけて、
小学校では、各種健康診断が行われますよね。
そして、何か異常があった場合、
「病院に行ってくださいね」
という旨のお手紙をもらってきます。
わたしの甥っ子も、何かしら引っ掛かり、
毎年のようにもらってきます。
あれって結構厄介なんですよね~ ^^;
虫歯やアレルギーの様に、一時的なものならば、
治療して「はい、終わり」となるのですが、、、
眼科の視力検査で引っかかったとなると、
そう簡単にも行きません。
当然眼科を受診するわけですが、
その中で「乱視ですね」と言われてしまったら!
「小学生で乱視だなんて」
と、ショックを受けてしまう親御さんもいることでしょう。
そこで今回は、そんな悩める小学生のお母様・お父様のために、
子どもの乱視について探ってみたいと思います。
乱視ってどんな風に見えているの?
通常、人はどのようにして
「見える」ことができるのでしょうか?
目は色や形を、光の情報として取り入れています。
その情報は、ピント調整を行う「水晶体」で屈折し、
「硝子体」を通過して、
「網膜」にある「黄斑」でひとつに集められます。
それが脳に伝えられ、映像化されるという仕組みです。
ところが乱視の場合は、角膜にひずみがあり、
光の情報がひとつに集められない、
という屈折異常が起きます。
そのため、脳に伝わる映像は、
滲んで見えたり、一部が濃く見えたり、
という不具合が起こってしまうんです。
ひずみの仕方により、
- 見ようとしている対象物の上下が見えにくい
- 左右が見えにくい
という差が出てきます。
乱視は遺伝するの?
お母様やお父様ご自身も、乱視もちだという場合、
真っ先に遺伝を心配されるのではないでしょうか・・・?
乱視には先天性のものと、後天性のものがあります。
先天性の場合は、角膜の形など、
多少は遺伝による要素もあります。
ですが後天性の場合には、
焦点をあわせようと目を細めることにより、
角膜の形が変わり、乱視が進行する、
というケースがあります。
また、逆さまつげが気になって、
目をこすることで角膜に圧力がかかり、
変形して乱視につながる、という事もあるようです。
帝王切開で出産した子どもの方が、
乱視率が高いという説もあります。
この原因は、
本来なら、出産時に産道を通ることで頭蓋骨の形が矯正され、
同時に眼球の形も矯正されることが、
帝王切開の場合だと、その矯正がなされないためだ、
という理由から。
乱視になってしまったときは?
では、実際に乱視と診断された場合、
どのようなケアをしてあげればよいのでしょか?
少しでも改善させ、進行を止めるため、
自分でも出来るであろうことをまとめてみます。
①原因を取り除く
逆さまつげによって目をこすってしまう。
近視によって視力低下を併発していて、
目を細める癖がついている。
そのような場合には、
逆さまつげを改善する処置(手術)を受けたり、
眼鏡の使用により、目を細めることなく見られるよう改善する、
という方法があります。
眼球にかかる負担をなくし、
症状の進行を抑えるという効果があります。
②生活環境を見直す
携帯ゲーム・スマホの所有年齢の低年齢化により、
現在の小学生のほとんどが、そのいずれかを所有し、
日常的に使用しているのではないでしょうか?
そうすることで、必要以上に目を使って、
目に負担がかかってしまうという事は、
間違いありません。
そのような生活習慣を見直すことも、
進行の抑制・予防になるのではないでしょうか。
面白い動画を発見しました。
気休めかもしれませんが、
ゲーム感覚で試してみても良いのではないでしょうか?
ただし、先天的な目の構造に起因した乱視の場合、
予防法ではどうにも対処できないことでしょう。
いずれの場合も、決して素人判断で対処せず、
専門医の指導の下、家庭でも並行してケアを行う、
というスタイルが良いと思います。
眼鏡が嫌で「大丈夫」と言ってしまうお子さんもいらっしゃいます。
その言葉を鵜呑みするだけではなく、
普段の姿勢や物の見方など、お子さんの様子に気を配り、
早めに対処してあげられるようにしておきましょうね。
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