頭痛だけでもツラいのに・・・
「吐き気」「めまい」「下痢」まで!
どうなってるの〜?
前の日に、羽目を外し過ぎたかな?
頭痛や吐き気がする。
もしそれが原因の場合、ちゃんと自分で理由が分かってるし、
時間が経てば落ち着いてきます。
仕事が忙しすぎて、
自分でもオーバーワークだという自覚もあって、
睡眠不足気味・・・
その上、仕事や会議でパソコンやスクリーンを見続けると、
クラッとめまいが・・・
そんな場合でも、一日か二日ほど、
しっかり休めば治まって、再発もなし。
風邪をひいて、お腹に症状が出ると、
本当にツラい・・・
トイレから、まったく出られません。
こんな場合でも、病院に這うようにして辿り着き、
適切な処置と、薬を処方してもらえば。
徐々に楽になって、次の日くらいになると、
ちゃんとお腹が空いてきたりして。
ちゃんと原因が分かっている「頭痛」「吐き気」「めまい」「下痢」は、
その時はツラいですが、ちゃんとすぐに治ってくれます。
なのに、原因も分からず、そんな症状が続いたら・・・
もしかして、何か病気かも・・・っ!!
不安がつのってきてしまいます・・・
30歳代で自律神経バランスが崩れる男性は急増
30~50代の男性で
「全く健康で体調の悪さを感じたことがない」
と、アンケートに回答したのは、
2割足らずの17.8%。
8割以上のビジネスマンが、
多かれ少なかれ、何らかの体調不良を抱えているんです。
そして、人間の身体の中で自律神経は、
健康と深い関わりがあります。
自律神経のバランス次第で、
健康にもなれれば、不健康にもなってしまう!
ということになります。
自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があります。
交感神経とは、自動車でいえばアクセルのようなもの。
反対に副交感神経は、リラックスしたときに働きます。
この2つのバランスが取れて、
初めて健康を手に入れることができます。
病気の約7~8割は、
交感神経が緊張状態で疲れきってしまうことで
発生しやすくなってしまいます。
この自律神経、特に副交感神経系は、
女性で40代から、男性はなんと30代から、
働きがガクッと衰え始めます。
なので、男性は30代に入ると、
これまでにない肉体の異変に気が付くこともあるんです。
特に、自律神経のバランスの乱れが原因の、
免疫系の衰えは、早めに対処する必要があります。
一時間に一回くらいの
『ユックリとした深呼吸』
だけでも効果があります。
頭痛や吐き気、めまい、下痢から考えられる病気とは?
まず、頭痛やめまい、
吐き気の症状が続いていれば、絶対に放置しない事。
めまいと吐き気だけなら、
最初は耳鼻科で良いかと思いますが、
頭痛もありますから、脳神経外科の受診をしたほうが良いでしょう。
慢性的な頭痛の大半は、
『機能性頭痛』と呼ばれるものです。
その代表的なものとしては、
「緊張型頭痛」と「群発頭痛」があります。
いずれも、生命に危険を及ぼす頭痛ではありません。
「緊張型頭痛」は、頭痛全体の7~8割を占め、
中高年の男女に多く、
ストレスが原因で起こることが多い頭痛です。
一方「群発頭痛」は、20~30歳代の男性に多く、
一定期間内にひっきりなしに、頭痛が起こります。
ただ「群発頭痛」は、吐き気などを伴う事はありません。
ここで疑われるのが、
日本で死因の3位になっている『脳梗塞』です。
脳梗塞は脳の血管の病気ですが、
前兆として「吐き気」「頭痛」「めまい」
があります。
ただ、しびれもなく、何より“下痢”が気になります。
そこで、他に疑われるのが『片頭痛』です。
片頭痛は、脳血流が増える場合に生じる拍動性の痛みです。
その特徴は、
- 一回の頭痛は数時間~3日間ほど続く
- 頭痛時に吐き気や嘔吐などを伴う事が多い
- 遅くとも30歳頃までに発症する
などがあります。
「頭痛時に腹痛や下痢、発熱などの症状がでる」
ということから『片頭痛』である可能性が高いように思われます。
ただ、念のため“MRI”や“MRA”は、
脳神経外科で撮っておく方が良いでしょう。
たかが頭痛!されど頭痛!
もし片頭痛だとしたら、
病院での治療法の中心は、薬物療法になります。
片頭痛の薬物療法には、大きく分けて2つの方法があります。
まず、頭痛発作が出る時のみに対処する方法で、
片頭痛の特効薬である「トリプタン剤」や、
「NSAIDS」と言われる消炎鎮痛剤があります。
これに対し、頭痛を予防するための薬もあります。
「抗うつ薬」「β遮断薬」「バルプロ酸」
「カルシウム拮抗薬」「ビタミンB2」などです。
正確な診断と、的確な薬物療法が、
片頭痛発作に効果を発揮します。
ただし、何事も自己判断は禁物!
そう。
たかが頭痛、されど頭痛なんです。
必ずかかりつけ医師に相談して、
紹介状を書いてもらいましょう!
検査設備の整った病院の受診がスムーズです。
命に係わる病気であれば大変です!
早期発見、早期治療に努めましょう!
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