慢性的な頭痛からの、吐き気やめまい・・・
特に最近は酷くって、
少し足先にしびれを感じてきたりして・・・
「病院に行きたいけど、仕事も忙しいしなぁ~。」
「まぁ十中八九、仕事からのストレスでしょ。」
「休みの日の家族サービスも忙しいし(笑)」
なんて、簡単に片付けていませんか??
今の日本は、ストレス社会。
だからと言って、体調不良を「ストレス」で片づけると、
後で手痛いしっぺ返しがあるかもしれません!
最悪の場合、命の危険さえも。。。
自覚症状があるなら検査は必須!
糖尿病患者の2人に1人は、
高血圧を合併していると言われています。
高血圧があると頭痛を起こしやすくなります。
脳動脈は、交感神経等の神経性調節以外にも、
自己調節機構で血流量などが調節されています。
高血圧の初期の自覚症状としては、
「頭痛・頭重感」「めまい」「耳鳴り」「肩こり」
があります。
そして、軽視されがちだけど重要な
「手足のしびれ」「動悸」「脈の乱れ」
などの症状もが出やすくなります。
糖尿病で、もしこういった症状が,
複数、頻繁に出るようになったら、
血圧も注意して、コントロールしていく必要があります。
頭痛と共に、
「手足が痺れて視野が狭くなった」
「言葉が喋りにくい」
といった症状がある場合にも、要注意です。
たとえ頭痛が軽かったり、頻度が多くなくても、
動脈硬化による初期の脳梗塞の可能性が考えられます。
健康診断の結果をキチンと見てますか?
毎回シッカリとチェックしましょう!
「頭痛」「吐き気」「めまい」、
そして「しびれ」の自覚症状があれば、
たとえ治まったとしても、放置せず病院に行きましょう!
消炎鎮痛物質を飲み続けると頭痛が出るかも?
薬局などで購入する消炎鎮痛物質を、
月に15日以上飲むことが、3か月以上続く場合。
頭痛がおこることがあります。
薬の副作用としては、
肝臓や腎臓にも影響が出るなど、
頭痛だけではありません。
薬の飲み過ぎからくる頭痛に見られる、
アロディニア(異痛症)という症状では、
- 「顔や手足がしびれ」
- 「全身の激しい痛み」
- 「めまい」
- 「吐き気」
- 「音・光過敏」
など、片頭痛で起こる随伴症状が起こることもあります。
どんな病気が考えられる?
疑われる病気の代表例としては、うつ病があります。
うつ病は、特別な病気ではありません。
誰でもかかる可能性のある病気なんです。
近年の国内調査では、約13人に1人が
うつ病を経験するといわれています。
うつ病は、本人や家族、友人、会社の同僚などがサインに気づき、
きちんと治療すれば、回復できる病気です。
「うつ病」のサインには、一般的に知られている、
不眠などの症状だけではありません。
心のサインと、
身体のサインである痛みやしびれ、頭痛」などの
症状もあるんです。
そして、疑われる中でも、
もっとも心配な症状は「脳梗塞」。
脳の血管が詰まってしまったり、急激に狭くなってしまって、
栄養や酸素が脳まで届かなくなって、
脳の組織が機能を停止、壊死してしまう病気です。
「脳梗塞」は、必ずしも前兆があるわけではないんです。
ある日突然、脳梗塞の発作が起こる場合もあります。
・片方の手足がしびれる
・急に手の力が抜ける
・ろれつが回らなくなる
・人の話が理解できない
・物が二重に見える
・など
これらは、一過性脳虚血発作というのですが、
脳梗塞には、このような前兆がある事があります。
でもこれらの前兆は、みんなが経験するわけではなく、
脳梗塞患者の1/4の人だけ。
ほとんどは、突然脳梗塞を起こしています。
ただ、突然脳梗塞を起こす人にも、
やはり、何かしらの異常が見られることが多いです。
・頭痛や肩こりが起こる
・常にめまいや耳鳴りがし、手足のしびれや震えが起こる
・何もないのにつまずく
・以前に比べ字が下手になった
・突然ろれつが回らなくなる
・水や食べ物を飲み込みづらくなる
・視野が欠ける
・うつ状態になることがある
直ぐに病院に行き、症状を医師に伝えましょう。
もし、脳梗塞の前兆の場合なら、
早期発見をすることで、治療することができます。
- 『言語障害』
- 『嚥下障害』
- 『運動障害』
- 『平衡障害』
- 『感覚障害』
- 『視覚障害』
まずはMRI検査で、脳梗塞の可能性を調べましょう。
その結果、異状がなければ、
・神経内科で薬の影響による頭痛、
・精神科で「うつ病」の可能性がないか?
原因を探っていきましょう。
症状別の対策方法
◆「脳梗塞」の治療
脳梗塞の発作を起こしたら、すぐに病院!
お医者さんに、適切な診断をしてもらうことで、
早急な治療開始、早期回復を目指しましょう。
急性期には、腫脹などで
壊死が進行するのを阻止することが重要になります。
再び梗塞が起こるのを、防ぎます。
脳梗塞は日本の死亡率で第3位ですが、
その中でも重症な心原性脳塞栓症では死亡率が12%と高く、
アテローム血栓性が6%、ラクナ塞栓は命に影響はほぼなく、
90%以上の人が社会復帰しています。
脳梗塞の治療は時間との戦いです。
脳は15分から、長くても1時間、
血液が送られないと、死んでしまいます。
アッと言う間に脳の組織が破壊されてしまうんです。
❖発症から3時間以内
施設の整った医療機関に行くことが大切。
血管内カテーテルで、適切に処置してくれます。
❖発症から6時間以内
詰まった脳血管にカテーテルを入れて、
血栓溶解療法で経動脈的投与をします。
血栓溶解療法は、心原性脳血栓にとても有効です。
※脳の血流が35%未満と極端に低くなっている場合、
脳出血などの副作用を起こす場合があります。
❖48時間以内
抗凝固療法が行われます。
脳血栓症に効果があり、血栓が固まるのを防ぎます。
点滴で投与し、詰まりかかっている血管が
完全に塞がるのを防ぎ、
血栓が大きくなるのも防ぎます。
経過観察で意識障害の進行があれば、
手術が必要になります。
❖5日以内
抗血小板療法が行われます。
再発防止の目的で使われます。
血液が固まるときに働く血小板を阻止して、
血液を固まりにくくする薬です。
この薬を使用すると、血液の流れは改善されます。
※脳梗塞では、脳が浮腫んだ状態になることがあり、
その圧迫によって脳がダメージを受けます。
この場合は、抗脳浮腫薬の点滴を行います。
薬の飲み過ぎによる頭痛の対策
再発する人が多いので、
最近では、予防薬を投与する方法。
そして、
「痛みがある時に飲む薬を、最小限処方する」
という治療法が増えてきています。
原因となる薬自体をやめてしまう事で、
元の頻度の頭痛に戻してしまい、
本来の頭痛を、適切に処置します。
そして、もし「うつ病」の場合は、
診療内科や精神科に行くこと。
ゆっくりと焦らず、しっかりと治療していきましょう。
完治までの期間は人それぞれですが、必ず治ります!
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