前回、こちらの記事では、
彼岸花の名前の由来、別名や、
花言葉などのお話をしました。
では今回は、彼岸花の英語名や読み方を、
覚えやすいように、由来を交えてお話しましょう。
彼岸花の英語名
日本では、メインとなる呼び方は一つ。
でも、別名となると1000通り以上。
英語名では、3つだけ。
- cluster‐amaryllis(クラスター・アマリリス)
- red spider lily (レッド・スパイダー・リリー)
- hurricane lily(ハリケーン・リリー)
由来を知っておくと覚えやすい英語名ばかりなので、
チャチャっと覚えてみましょう。
cluster‐amaryllis(クラスター・アマリリス)
まずは、クラスター・アマリリスから。
アマリリスとは、お花の種類の一つ。
⇩こんなお花です。
一応、ヒガンバナ科に属しているので、
アマリリス自体も、彼岸花とも言えるんですけどね〜 ^^;
そしてクラスターを日本語直訳すると、
「集団」とか「群れ」という意味になります。
つなげてみると、「アマリリスの群れ」。
確かに、彼岸花をよ〜く見てみると、
たくさんの花が集まって、一つの花になっています。
一つ一つの小さな花が、
アマリリスに見えないことも無いような。。。
これが、彼岸花で一番ベーシックな英語名、
クラスター・アマリリスの由来なんですね。
red spider lily (レッド・スパイダー・リリー)
では二つめの、レッド・スパイダー・リリー。
レッドはそのまま、「赤」ですね。
彼岸花の色と言っても過言ではない色です。
次は、「リリー」。
「リリー」を日本語に直すと、「百合(ユリ)」になります。
ユリの花も、彼岸花を構成している一つ一つに
似ていないことも無いような。。。
というよりも、アマリリスとユリも、
似ていますね〜 ^^;
そして最後は「スパイダー」。
蜘蛛(クモ)ですね。
スパイダーマンですね。
彼岸花の周囲に、触覚のようなものが突き出ています。
これ、クモがクモの足。。。
そう言われると、
だんだんと彼岸花がクモに見えてきませんか??
アメリカ人かイギリス人かは分かりませんが、
英語圏の人が、初めて彼岸花を見たときに、
「オゥ!!コレハ、アカイスパイダーデハアリマセンカ〜ッ!」
言ったとか言わなかったとか・・・。
hurricane lily(ハリケーン・リリー)
そして最後は、ハリケーン・リリー。
「リリー」は、先ほどお話しした「ユリ」のこと。
そしてハリケーンは、台風ですね。
ここまで聞くと、
彼岸花が「台風=ハリケーン」に見えないことも無いような・・・。
いえ。
違います。
騙されたでしょ?
(^_^;)
失礼しました〜
ハリケーン・リリーの英語名の由来は、
彼岸花が咲く時期から来ました。
彼岸花が咲く時期は、
だいたい9月頃。
日本だとちょうど、
台風が連発で訪れる時期。
アメリカでも同じ時期に、
ハリケーンが頻発するようです。
こうやってちゃんと、英語名の由来から覚えておけば、
「彼岸花の英語って何だろう?」
なんてシチュエーションになった時でも、
慌てずに自慢できるようになりますよ。
余談ですけど。
「ハリケーン」と「台風」。
ついでに言うと「サイクロン」。
この3つの違いって、ご存知ですか??
規模の違い?
ハリケーンは竜巻っぽいイメージ??
実はですね。
この3つ、まったく同じものなんですよ。
どうして違う呼び名なのかというと、
発生する地域で、呼び名が変わるんです。
台風は、日本周辺のもの。
ハリケーンは、北米と南米大陸での呼び名です。
そしてサイクロンは、
インド洋や太平洋南部、
オーストラリア付近で発生した場合。
こうやって分けると実は、
日本に来る台風は、
フィリピンやマレーシアなんかで発生してから
日本に来ることが多いので。
「サイクロン」と読んだ方が正しいのかもしれませんね。
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