彼岸花と言えば。
猛毒があるっ!!
ってことで、子どもの時から
近寄ったらダメな花と教えられてきました。
でも実は、花言葉は意外な内容なんですよね〜
今回は、彼岸花の花言葉や色々な別名、
由来や意味などをお話しま〜す。
彼岸花の花言葉
まずは花言葉から紹介しましょう。
彼岸花と言えば、
鮮やかで真っ赤な色を想像する人が
ほとんどだと思います。
あの毒々しい真っ赤な色・・・
でも実は、あの鮮やかな赤だけじゃなく、
白色の彼岸花もあるっていうこと。
ご存知でした??
⇩ほら。
赤の彼岸花の花言葉
- 情熱
- 独立
- 再会
- あきらめ
- 悲しい思い出
- 想うはあなた一人
- また会う日を楽しみに
白の彼岸花の花言葉
- 想うはあなた一人
- また会う日を楽しみに
白い彼岸花の花言葉は、
たった2つだけ。
なんともシンプルですね〜
赤にはなんと、7個も花言葉があります。
白と共通していない5つ中の2つ、
- あきらめ
- 悲しい思い出
ですが、これらは彼岸花のイメージそのままから
来ているのだと想います。
他の3つ、
- 情熱
- 独立
- 再会
は、鮮やかで美しい色から連想された花言葉でしょう。
彼岸花という名前の意味や由来
彼岸花。
名前の由来、
分かりやすいですよね〜。
そう。
秋のお彼岸の時期に咲くところから、
名付けられました。
でも実は、他にも名前の由来の説が2つも有ること、
ご存知でしたか?
一つめの由来は、
彼岸(あの世)から来ています。
彼岸花には、ご存知の通り、
強い毒があります。
このことから、死=あの世=彼岸
ということで、彼岸花と名付けられてたという説。
もう一つの説は、
悲願の花という名付け方。
実は彼岸花は、戦時中の食糧難のときは、
非常食として食べられていたんです。
花が食べられていたというよりも、
正確に言うと球根。
当然ですが、花よりも球根の方が
たくさん毒が含まれています。
その量はネズミ1500匹の致死量相当!!
そんな猛毒、どうやって処理していたのか?というと。
彼岸花の毒の成分であるリコリンは、水溶性。
ですので、水でしっかり洗い流すと、
毒性が強いリコリンを抜き切ることが出来るんです。
毒素であるリコリンが無くなった球根からは、
少量のデンプンを抽出することが出来るので、
そのデンプンを団子なんかにして食べていたとか。
戦時中は、ごくごく少量のデンプンでさえも貴重な栄養源でした。
そのことから、『悲願の花=彼岸花』
となったという説も有ります。
いろいろな彼岸花の別名
彼岸花には、他にもたくさんの別名があるんです。
その数なんと、1000通り以上!
ここでその全てをお話しすることは出来ないので、
とりあえず代表的な別名を4種類ほど... ^^;
①曼珠沙華(まんじゅしゃげ/かんじゅしゃか)
「まんじゅしゃげ」という呼び名は、
彼岸花とは知らなくても
効いたことがある人も多いかと思います。
でも、「かんじゅしゃか」って、
聞いたことありました??
わたしは、知りませんでした(笑)
曼珠沙華の由来は、
古代インドで使われていた
サンスクリット語(梵語)から来ています。
「天界に咲く花」という意味があり、
仏教の経典の中に書かれてある、
「お目出たいことが起こる兆しに、赤い花が点から降ってくる」
というところから名付けられました。
②葉見ず花見ず
この呼び名の由来は、
彼岸花の特徴から名付けられています。
実は彼岸花は、他の花とは違った、
少し変わった特徴を持っているんです。
- 花が咲いている時には、葉っぱがない
- 葉っぱが有るときには、花がない
こんな変わった特徴が、
「葉見ず花見ず」
という別名を生み出しました。
③痺れ花、毒花
これは分かりやすい名前ですね〜
彼岸花という名前よりも、
そのままかも知れません。
なぜ、こんなにもストレートな名前を付けられらかというと、
子どもを彼岸花に近寄らせないため。
先ほどもお話ししましたが、
彼岸花は、食糧難の時の非常食としても、
活躍しました。
でも子どもは、毒があるなんて知りません。
そんな子ども達を怖がらせるために、
こんなにも直接的な名前にしたんですね。
④死人花、幽霊花、地獄花
この別名も、そのままですね。
由来は、彼岸と同じこと。
- 彼岸=あの世
- あの世=地獄
- あの世=死、幽霊
こういうふうに、言葉が連想されて名付けられました。
この別名はもう一つ。
彼岸花の使い道からも、由来があります。
彼岸花と言えば、
田んぼやお墓の近くに群生しているイメージがありますよね。
実はこれ、自然に生えたわけではなく。
人が植えたんですよ。
さきほどもお話ししたように、
彼岸花には強い毒性があります。
稲を、ネズミやモグラに荒らされないように、
その毒性を利用したんです。
そんな利用方法から、『死人花、幽霊花、地獄花』
といったような別名を名付けられました。
それにしても彼岸花って。
毒があるという先入観を無しで見たら、
華やかで美しいと思いませんか?
「美しい花には棘がある」
ということわざの通り、
彼岸花には猛毒が隠されています。
美しくも妖しい魅力に惹かれて、
彼岸(あの世)の入り口には近づかないで下さいね〜
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