最近すこし、歯が痛いなぁ~・・・
でも歯医者さんに行っても、何も異常は無かったし。。。
なんだか少し、肩こりもあるような気がする。
なんて悩んでいませんか?
その歯痛や肩こり、もしかしたら関係があるかもしれませんよ!
「何に」かって?
それは、心筋梗塞です!
今回は、肩こりや歯痛の関係を、お話したいと思います。
歯痛と肩こりの原因は?
歯の不調と肩こりの関係、
大きく分けると3つの原因が考えられます。
歯の噛み合わせ
噛み合わせが悪いことで、顎や首に変な力が入って
緊張している状態が続くことが原因です。
眼精疲労
同じ姿勢で、パソコンの画面などを見続けていることで
焦点が合いづらくなり、顔を前に近づける事で起こります。
そして、首の筋肉を使い続けることによって、
肩こりが発生します。
姿勢
さらに、同じ姿勢で居続けると、重力で顎が下がって
歯の噛み合わせがずれて、歯が痛くなります。
肩こりや歯痛から心筋梗塞の疑いが!
![胸に違和感がある男性](https://evltns.com/wp-content/uploads/2015/07/8edbf458cf1122814e6efdf48f3a1746_s.jpg)
心臓は、ポンプのような構造になっていて、
体中に血液を送っています。
心臓が動くから他の臓器も動きます。
この心臓を動かすため、
エネルギーを供給するのが冠動脈です。
冠動脈が、何かの拍子で詰まり、
30分以上、冠動脈の血流が途絶えると、
心筋が壊れはじめて心筋梗塞となります。
心筋が壊れる前の段階で、
血流が回復することが狭心症です。
心臓と歯には、直接関わりがあるようには想像できないですよね。
でも心臓の神経系統は、
歯や肩の神経にも影響を与えやすい位置にあります。
そのため、脊髄と脳が混乱して、
間違った伝達をすることがあります。
また、原因があるところ以外にも
痛みが広がることを、放散痛といいます。
胎児が母体の中で形成されていく過程で、
最初に心臓ができる場所が、首から左の奥歯辺り。
そして胎児の成長とともに、本来の位置に収まります。
そういった名残もあるのか、
心筋梗塞や狭心症が疑われる場合は、
心臓と同じ神経の領域である、
左側に症状が現れることが多いんです。
痛みもズキズキではなく、
圧迫感や重苦しい感じになります。
狭心症や心筋梗塞になりやすい?
![心臓病の男性](https://evltns.com/wp-content/uploads/2015/07/8edbf458cf1122814e6efdf48f3a1746_s.jpg)
狭心症や心筋梗塞になりやすい状態として、
高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、
肥満、喫煙、運動不足などが有名。
ですが!
意外なところで、歯周病もあります。
なぜかというと、歯周病が進行すると、
歯垢(プラーク)の中の細菌が膿んだり、
出血しているところから入り込み、
血管壁を傷つけたり、血小板に異常をきたすなど、
血栓の原因になることがあるから。
歯肉(歯茎ともいいます)が傷んだことが原因で、
こんなに大きなことに繋がるかもしれない、
なんて、思いもよらないですよね!
生活習慣を見直そう!
![jギングする女性](https://evltns.com/wp-content/uploads/2015/06/20150620103301-19.jpg)
まずはバランスのよい食事が重要です。
塩分は一日に8g以下、糖分15g以下、
油15cc以下が理想。
自分の身長から、
必要なエネルギー量を計算できる式があります。
エネルギー摂取量(kcal) = 標準体重(kg) × 身体活動量(kcal)
標準体重での計算式は、
標準体重(BMI) = (身長m×身長m) × 22
日本では、BMI22を理想としているので、
22をかけて実際の体重ではなく、標準体重を計算してください。
身体活動量とは、
- デスクワークが主なかたや主婦が25~35kcal
- 立ち仕事が多い職業のかたが30~35kcal
- 力仕事の多い職業のかたが35kcal以上
になります。
小さなお子さんがいる主婦のかたは、35kcal以上でしょう。
ウォーキングなどの有酸素運動をする、
たばこを吸うと血管が細くなるため禁煙をする、
飲酒は多くても週2~3日までに抑える、
など、日々の不健康な生活習慣も見直しましょう。
口内環境を整えよう!
そして大切な歯磨き。
歯周ポケット(歯と歯肉の境目の溝)が3mmになると、
菌が増殖して炎症を起こしている状態。
5mmを超えると、中程度の歯周病となり、
この段階で、菌が血液に流れこんで血栓を作る危険性が出てきます。
基本的な予防は、原因となる歯垢の除去(プラークコントロール)。
歯垢は歯磨きで取ることができます。
もし歯垢によって、歯肉炎を起こしていても、
初期の段階であれば、自分で治すことも可能。
歯周ポケットに適した歯ブラシは、
ヘッドが小さ目で、
ブラシが柔らかめ(歯肉を痛めない程度)の歯ブラシ。
食べかすが歯の間に詰まりやすいかたは、
デンタルフロスや歯間用ブラシを使うようにしましょう。
歯肉に対しては、45度の角度に毛先をあてるなど、
歯と歯の間や、歯と歯肉の境目、かみ合わせの面など、
歯垢が付きやすいところは歯ブラシの毛先を届かせることを
意識して磨くようにしましょう。
睡眠中は唾液が減り菌がはびこりやすいため、
寝る前の歯磨きは菌の増殖を抑え、
翌朝のお口のネバネバ感も抑えられます。
まとめ
![歯痛の女性](https://evltns.com/wp-content/uploads/2015/07/857a9d4ad98f4785b7c120b3b0e8220a_s.jpg)
歯周病は初期の段階では、自覚症状がほとんどありません。
歯磨きで出血したり、歯肉が腫れて疼くなど、
少しでも違和感があれば、
早めに歯医者さんに行くようにしましょう。
そうする事で、命に関わる心筋梗塞のリスクを
少しでも減らす事ができますよ〜!
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