お盆のときに、おばあちゃんの家に行った時。
小さい頃から疑問に思っていたこと。
仏壇に飾られているナスやキュウリの置物って何なの???
(@・Д・@)??
いったい何のために、
こんな飾り物が作られるようになったの?
何のために飾っているの?
ついでに言うと。
いったい何て名前なの?
まったく意味が分からない人も多いはず。
そんなわたしやあなたのために!
調べてまいりました!!
いろいろコソコソ姑に、陰口ばかりを叩かれているあなたっ!
m9っ`Д´)
もう姑なんて、怖くありませんよ〜。
お盆の時の茄子やきゅうりの名前って?どんな意味?
お盆に見かける、
ナスやきゅうりで作られている置物。
実はそれぞれ、象られている動物が違って、
名前もあるんです。
ナスは牛。
きゅうりは馬を模しており、
二つとも、精霊馬(しょう りょう うま)と言う名前。
どうして、茄子の牛も精霊馬なのか・・・?
それには意味はありません ^^;
そして、この精霊馬の意味ですが。
お盆のときには、ご先祖様が家に帰って来ますよね。
そのご先祖様が、
あの世(彼岸)からこの世(此岸)に帰ってくるための乗り物として、
作られています。
(彼岸と此岸の意味は、以前の記事こちらの記事を参考に・・・)
そして、馬と牛にはそれぞれ、
違う役割があります。
足が速い馬の役割は、
あの世から早く帰ってこられるように。
力が強い牛の役割は、
出来るだけゆっくり帰って、長くこの世にいられるように。
それと、牛の役割はもう一つ。
この世からのたくさんのお供え物を持って帰れるように。
ご先祖様が、少しでもこの世で楽しめるようにという
気持ちがこもった乗り物、飾り物なんですね。
ナスやきゅうりの飾り方。決まりはあるの?
![](https://evltns.com/wp-content/uploads/2015/01/20150117184737.jpg)
次は、精霊馬の飾り方。
実はこの精霊馬の飾り方にも、
ちゃんとルールがあったんです。
今までテキトーに置いてたあなたっ! m9(`・ω・´)っ
もしかしたら、逆に姑に教えることが出来るかも(笑)
まずは、精霊馬の頭とお尻がどっちなのか?
ナスもきゅうりも、
ヘタ(茎)側を顔(頭部)と見立てるのが基本です。
飾る向きが大切なんで、
これはしっかりと、覚えておいて下さいね。
次に飾る場所ですが、
精霊馬は、お仏壇に飾るものじゃなく、
ちゃんと盆棚をつくって、その上に飾りましょう。
盆棚は、精霊棚とも呼ばれるのですが、
位牌やお供え物、故人が好きだった物を置いたりして、
ご先祖様をお迎えするための棚のこと。
盆棚の上の飾り方は、
まず中央に位牌を飾ります。
そして、その位牌を中心として、
精霊馬を飾ります。
迎えるときは内向き。
送るときは外向き。
馬(きゅうり)の頭は、位牌に向けて、
牛(茄子)の頭は、位牌と逆側に向けるということ。
地域や宗教によっては、
あの世(彼岸)を東、この世(此岸)を西と見立てて、
馬(きゅうり)のお尻を東に向けて、
牛(ナス)は頭を東に向けるという事も有ります。
それは、各々の地域ごとの習わしに合わせて下さいね。
茄子やきゅうりの処分方法!テキトウはダメ!
さあお盆が終わった!
精霊馬もお役御免。
そろそろ片付けるかぁ〜
あれ? キョロ(゚.゚*)(*゚.゚)キョロ
精霊馬って、普通に捨ててしまって良いものなの??
捨てたらなんか、バチが当たりそう...
そう。
精霊馬は、普通に捨ててはいけません。
ちゃ〜んとした処分をしないと、
ご先祖様に怒られてしまいます。
そのちゃんとした処分方法は、3種類。
いちばん簡単な方法は、
白い紙で包んで、塩で清めて捨てるという方法。
まずは、コピー用紙のような紙ではなく、
習字で使う半紙や、柔らかいキッチンペーパーなどで包んで下さい。
そしてその上から、天然塩で清めたら、
生ゴミとして捨ててしまってもOKです。
清める塩は、間違っても
味塩なんかは使ったらダメですよ〜。
そして次に簡単なのは、
土に還したり、庭で燃やしたり。
海や川に流すのもOKです。
もともと、ナスやきゅうりは、
自然、土から生まれてきた植物。
ですので、自然に還すと言うのは自然なこと。
ただ、「海や川に流すのもOK」とは言いましたが。
最近の日本では、ゴミの不法投棄と
間違えられてしまう可能性もあります。
出来ればこれはやめておいた方が良いかもしれません。
都会の人だと、土に埋めたり庭で燃やしたりと言う方法も、
難しいかもしれませんね。
![](https://evltns.com/wp-content/uploads/2015/01/20150117184737-1.jpg)
いちばん正式な処分方法は、
お寺で処分してもらうという方法。
お寺では、お焚き上げで、
お盆飾りやお供え物を、燃やしたりしています。
そのお焚き上げと一緒に、精霊馬を処分してもらうのが、
いちばん正しい方法。
持って行く手間がありますが、近くにお寺があるなら、
いちど相談してみて下さい。
ちなみに、絶対しないとは思いますが、
精霊馬は食べたらダメですよ〜
それこそ、ご先祖様に怒られてしまいます。
そもそも、お盆が終わったら
すでにクシャクシャにひからびてしまって、
食べられないでしょうけど。。。
いかがでしたでしょう??
自分の親ならいざ知らず。
姑さんには、ちょっと知らないことがあるだけで、
陰口を叩かれたりもあるでしょう。
特に、親戚中が集まるお盆。
親戚中の笑い者になんかされたら
たまったもんじゃありません!
このお話が、そんな一助にでもなればと思います。
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