今、日本国内でバター不足と言われていて、
海外からたくさん輸入している事って、
ご存知ですか?
でもなかなか思うように輸入できておらず、
市場のバター不足が解消されていません。
なぜか、牛乳やチーズが足りないとは言われていないし。
報道もされていないし。
もちろん、店頭でも楽に手にはいります。
同じ乳製品なのに、
どうしてバターだけが不足しているんでしょう?
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バターと、他の乳製品の違い
チーズは、海外からの輸入品を、
たくさん目にしますよね。
でもバターって、輸入品を見かけた事って
あんまり無いと思いませんか?
実は、バターの輸入は、
米とか、小麦等と同じように、
日本政府で管理されている国家貿易の対象商品
なんです。
日本で使われるバターや脱脂粉乳は、
国内での不足していると思われる分だけを、政府が輸入。
その後、日本の乳業メーカーに売買されているんです。
理由は、日本の酪農家を守るため。
出来るだけ国内産を使用して、
不足している部分だけを政府で輸入しているんです。
国内自給率が下がっているので、
良い事ではあるのですが・・・。
慢性的なバター不足の理由は?
数年前から、
バターの価格が安定していない
と言われています。
その理由は、、、
➀農林水産省が2007年度から、
国産のバターを減産する事を指示した事が始まりでした。
②酪農家の減少で、次世代の酪農の後継者が少なくなった事…。
その理由の一つには、国が今後も海外からの輸入を
増やしていくのではないか?
という不安が、大きな原因の一つと言われています。
これら二つの原因の為に、
国内産のバターは大幅に少なくなりました。
そして翌年の2008年度からは、
大幅なバター不足になったんです。
それにも関わらず、
バター使用量は全く減る事はありません。
ですが政府は、
国内のバター需要は少なくなると言い続け、
見直す事をしなかったんです。
今後の日本のバターはどうなっていく?
実際に、ここ10年間のうちに、
国内での酪農家は35%減少しました。
生乳の生産量も、12%も少なくなっているにも関わらず、
日本政府は酪農家を守らなくてはいけないと言う事から、
海外からのバターの輸入制限をしています。
私たち消費者にとって、いちばん気になる事は、
2015年度から見た場合には、
- バター不足を感じるのはいつ頃からになるのか?
- 価格も、値上がりを感じる様になるのはいつ頃からなのか?
と言う事ですね。
これは、なんともはっきり言えません。
いくら政府が酪農家を守とは言っても、
すでに後継者は激減してしまっています。
増やそうにも、政府の態度や方針がはっきりしないので、
なかなか増えません。
まとめ
その他にも、乳牛には欠かせない、飼料の価格が、
2013年度から比べると、2014年では、
円安の為に3倍にも及ぶコストUPになりました。
特に海外では、今後TPPの進展がどのようになるのかと、
心配する酪農家も少なくないと言われています。
いろんな原因が重なって、
日本国内の酪農家が少なくなるのは必須。
で、それに伴いバターの生産量が減少する事も、
免れない事なんです。
もし、海外から輸出量を削減され、
買い付け交渉等が上手く行かなかった場合には、
世界的な面からも、価格競争に苦しめられる事は
明らかだと思われます。
今後の政府の進め方が、
私たちの生活にも大きな影響を与えるんです・・・。
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