社会人一年生。
新入社員として働き始めて、
まだまだ緊張も抜けきれないかもしれません。
でも、そんな事を言ってられない事もあるでしょう。
お中元はどうすれば良いんだろう・・・?
って思ったりしませんか?
親からも「あんたどうするの?」
なんて訊かれたりして。
親世代は、
「部下は上司に、お中元やお歳暮は贈るもの」
っていう考えだったりしますから。
ところが今は、社内の慣例や規則で、
部下から上司への中元・歳暮は禁止の会社もあるんですよ。
私が勤めている会社なんかは、
暗黙の了解で、年賀状も出しません。
数十年前は、なんと“住所録”みたいな物もあったような・・・
今は、そんな“個人情報”が記載されているものを作成するなんて
ありえませんよね〜。
ですから、いざ上司にお中元を贈ろうと思っても、
肝心の住所が分からないですよね(笑)
いきなり上司に住所を訊くわけにもいかず・・・
まさか手渡しすることなどできません!
どうしても、お中元を贈るべきかどうかが気になるなら、
教育係になってくれている先輩に、
会社の体質を尋ねるのが一番手っ取り早いですよ。
お中元を贈る意味合いは感謝の気持ち
近年の「贈らない慣習」に逆らってまで
お中元やお歳暮にこだわらなくても良いのではないかな~
と、個人的には思います。
上司や先輩に対しては、
一日も早く仕事を覚えて会社の戦力になることで
感謝の気持ちを表わすことができますよね!
新入社員は、他にも気を遣うことや
悩みがたくさんあると思います。
しなくてもよい悩みに時間を使うのは、
まったく時間の無駄ですよ!
まずは、お仕事頑を張りましょう!
ただ、先輩から
「お中元はしておいた方が良いよ」
ってアドバイスを貰ったら、
先輩から上司の住所を教えてもらいましょう。
身近な先輩の意見が大切!
もし「贈らない慣例の会社」にも関わらず、
間違って送ってしまった場合。
受け取り拒否で、
そのまま返されてきたりする場合もあります。
また、とりあえずは受け取ってもらえても、
より高価な品物が返送されてきて、
気まずい思いをする事になるかもしれません。
とにかくまずは、先輩からのアドバイスちゃんと聞くこと!
無視して、贈る事だけは止めましょう。
先輩も、不快な気分になるでしょうし、
贈られた上司も、気持ちよく受け取ることが出来ません。
かえって迷惑に感じることでしょう。
気持ち良く仕事をするためにも、
一番身近な人のアドバイスを尊重しましょう!
そして、
お中元は一度だけ贈るものではない
という事を認識した上で贈りましょう。
本来お中元は、「感謝の意」を込めて贈るもの。
たった一回だけ贈って、でも次の年から止める・・・
こんな事になるのであれば、最初から何も贈らない方が良いですよ。
- 部署が変わっても、転勤になっても続けるのか・・・
- じゃあ、新しい上司にも贈るのか?
悩みますよね。
贈られた側も悩むと思います。
だから、
「いっそ禁止にしてしまえ!」
という会社が増えているんだと思います。
お中元やお歳暮のはじまりとは?
喪中時のお歳暮はOK?NG? 知らないと恥をかくお歳暮のマナー18選
お中元は、旧暦のお盆の時期に行われます。
ご先祖様の霊が、子孫である私たちのもとへ帰って来るお盆の期間中には、
- 迎え火
- 盆踊り
- 精霊馬作り
- 送り火
などの儀式があります。
その中の一つ、
ご先祖様へお供えするお供え物を交換する「盆礼」という儀式が、
お中元のもとになっているんです。
中国で「中元」とは7月15日を指し、
1月15日を「上元」、
10月15日を「下元」と言い、
併せて「三元」と呼ばれる習慣がありました。
この「中元」の習慣が、同じ頃に行われる「盆礼」の儀式と重なって、
現在の「お中元」の習慣になったと言われています。
この慣習は室町時代の公家の間で広まり、
江戸時代になると庶民の間でも定着しました。
お歳暮の起源は、
正月に祖先の霊を祀る「御霊祭(みたままつり)」の為に
子供達が親や本家等に供え物を持ち寄った事が
起源とされています。
年末に帰省できなくなった分家や嫁ぎ先から、
お正月に歳神様を迎える為に、
お供え物や祝い肴を親元に送った事が
起源になったと言います。
その後商人がお得意様に贈り物をしたり、
親戚以外にお世話になった人に贈り物をしたりと
広まっていったようです。
いずれにせよ、お歳暮は
今ではお世話になった方への年末の挨拶に贈り物をする習慣
となっています。
お中元よりも、お歳暮の方が重要視されていますので、
お中元を贈った方には必ずお歳暮を贈ります。
金額も、お中元よりも安くならないように、注意しましょう!
どうしても年に一回だけの贈り物にするならば、
お歳暮だけ贈る事も可能です。
贈り方、熨斗の書き方、おすすめの品など
❖お中元の時期
お中元を贈る時期は地方によって異なります。
関東地区を中心として、
平均的な時期は7月の上旬から15日くらいまで。
関西地区では7月上旬から8月15日くらいまでです。
※関西もこの頃は、関東と変わらなくなってます。
相手の方のお住まいが、上記のいずれにも属さない場合は、
7月15日くらいまでにお送りすれば、まず失敗はありません。
❖表書き
御中元・お中元。
もし7月15日を過ぎてしまったら暑中御見舞・暑中御伺いなど。
※デパートなどで適切な表書きをアドバイスしてくれます。
訊くのは恥ずかしい事ではありません!
❖熨斗(のし)
付けます。
ただし魚や肉など生ものには付けません。
※のし自体が生ものの象徴なので、重複してしまいます。
のしのない、水引きだけの掛け紙をつけます。
❖水引
白赤の蝶結びを!
❖お中元のおすすめ品
【金額の相場】
一般的に、お中元の相場は
3,000円~5,000円くらい
と言われています。
金額は、
- 親戚や知人であれば3,000円くらい
- 会社の上司なら5,000円くらい
- 特別にお世話になった人なら5,000円~10,000円程度
が主流になっています。
あまり高額すぎても相手の負担になってしまうので、気を付けましょう。
【贈ってはいけないもの】
お中元でNGとされているのは、
「踏みつける」という意味を持つ履物類です。
また時計や筆記用具類には“勤勉奨励”の意味があるので、
目上の人に贈るのは相応しくないとされています。
本当は、喜ばれるのかもしれませんが
「商品券」も、目上の人には避けた方が良いでしょう。
【喪中の場合】
感謝の気持ちを表すものですので、
自分と相手のどちらが喪中であっても、
贈ることに問題はありません。
ただ四十九日前など、不幸からあまり時間が経っていなくて気になる場合は、
少し時期をずらして「暑中御見舞い」などで、
無地のしで贈る方法もあります。
【贈り物選び】
相手の好みや家族構成を考えて選びましょう!
定番はやはりビールやコーヒー、お菓子やハムといった食料品ですね。
また、家族の人数が少ない場合は、
量よりも質が高いものを。
逆に多い場合には、みんなで楽しめるものを選ぶ。
といった工夫をしましょう!
近頃は、自分で選べるカタログギフトなども
一般的にオススメとされています。
カタログも相手の年齢や家族構成などに合わせて、
種類も豊富になってます!
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