結婚してから初めてのお盆。
今までは、自分の実家に帰省していればよかった。
毎日ダラダラしていても、洗濯をしなくても、
母親がやってくれていましたよね~
でも結婚すると、そんなわけにもいきません。
相手の実家に行く事は当然として、
祖父母の家や、親戚まわりもしなければいけません。
そこで求められるのは、やっぱりマナーや知識です。
お盆の週間は地域で違う
最近は、お盆や盆提灯について
知らない人が増えています。
核家族化が進み、身近に詳しいお年寄りがいなくなった事が
原因とされています。
お盆の時期に、旦那様の実家に帰省して初めて提灯を見た!
という人も少なくありません。
お盆の時期には全国各地で、さまざまな伝統行事が行われています。
地域や宗派によって、過ごし方にも違いがあります。
けれど、家族や親戚が集まって故人や先祖を偲び、
今ある自分をかえりみる・・・
というお盆の理念は、日本全国で共通しています。
お盆の提灯の意味や飾り方とは?
![お盆の提灯](https://evltns.com/wp-content/uploads/2015/05/20150512200739.jpg)
お盆の時に提灯を飾るのは、
故人や先祖の霊が、迷わず家に帰ってくる目印とするためです。
提灯は、迎え火・送り火の大切な役割となるんです。
また盆提灯には、
故人の冥福を祈り、感謝の気持ちを込めたお盆の供養
という意味が表されています。
故人と親しかった親戚などは、
供養の為に、いろいろなお供え物をします。
そして盆提灯は、最高のお供え物とされています。
飾り方は、
盆棚や仏壇の前に一対、二対と飾っていきます。
送られた盆提灯が多ければ多いほど、
故人が周囲の人から慕われていたと示すもの、
としている地域もあります。
たくさんの盆提灯を送る、という風習の地域もあるようですね。
盆提灯を飾る数に、決まりはありません。
都会だと、賃貸住宅やマンションの家庭も多いので、
飾る場所も、あまり広くはありません。
そのため最近では、小さくて良い提灯を飾る傾向に変化してきています。
初盆の場合は、普通の絵柄の入った盆提灯の他に
初盆様の白提灯を飾ります。
部屋の窓際や仏壇の前に、
防犯上の心配もあり飾る事も増えています。
白提灯は一つあれば良いとされています。
ろうそくの火を灯せるようになっていますが、
危険なので飾るだけで迎え火としたり、
盆提灯用のろうそく電池灯を使う場合もあります。
提灯はいつからいつまで飾るもの?
![提灯の飾り方](https://evltns.com/wp-content/uploads/2015/05/20150512200739-1.jpg)
盆提灯を飾る期間は、
7月がお盆の場合には、7月初旬から飾ります。
8月のお盆の場合は、8月の初めから飾ります。
ただ、地域によって少しずつ違うので、
確認しておきましょう。
そして、提灯を片付けるのは、
お盆が明けた、17日以降になります。
7月のお盆の家庭は、7月17日以降。
8月のお盆の場合だと、8月17日以降となります。
また、提灯を点灯させるのは、
夕方からが基本とされています。
最近の盆提灯は、ほとんどが電気で点灯できるので
長時間点灯していても大丈夫。
なのですが、スイッチは適宜、切るようにしましょう。
ろうそくの場合は、やっぱり危険なので、
その場を離れないようにしたほうが良いでしょう。
ただやっぱり、地域によって風習が違います。
飾る時期や飾り方、灯りをともす時間など、
少しずつ違ってくるでしょう。
大切なご先祖様の道しるべとなる提灯。
きちんと灯して、ご先祖様をお迎えしたいですよね。
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