うちの赤ちゃんだけ蒙古斑が全然消えない…実はおしりのアザの可能性も!?

赤ちゃん

ある日私の夫が赤ちゃんをお風呂に入れた後

とってもマジメな顔でこっそりと

私の手を引っ張りました。

 

「ねぇ、赤ちゃんがおしりをケガしてるよ」

 

そう言われて慌ててタオルにくるまれた

我が子のおしりを確認……。

 

思わず笑ってしまいました。

 

 

もうお分かりでしょうか?

 

そう、赤ちゃんに

必ずあるおしりの青いアザ。

 

蒙古斑の事だったんです。

 

 

蒙古斑というと、

なんとなく赤ちゃんの頃にだけある、

というイメージ。

 

ですが、なんだか痛そうな色だけど、

どうしてアザが出来るのでしょう?

 

いったいいくつ頃まであるのが普通?

 

もしも大きくなっても消えなかったら

どうすればいいの?

 

 

そんな疑問にお答えします。

 

 

そもそも赤ちゃんにある蒙古斑って何?

 

 

 

蒙古斑というのは、

お腹のなかにいた頃から赤ちゃんの肌のなかにあった

『メラノサイト』という色素物質が

産まれてからもしばらく消えないもの。

 

日本人は肌の色などから、

蒙古斑が出やすい人種なんです。

 

 

日焼けなどの色は皮膚の浅いところで

色がつくので茶色。

 

ですが、蒙古斑は深いところにあるので、

青く見えるんだそうですよ。

 

 

赤ちゃんの蒙古斑でトラブル?国によっては出ないことも

 

 

私の夫のように、蒙古斑を

ケガのあとだと思ってしまうこと、

実は他の国では良くあることなんです。

 

私も夫以外にも、外国の友人に会った時

「おしりをぶつけて可哀想ね」

なんて言われたことがあります。

 

 

蒙古斑は日本人や中国人などの、

モンゴロイドと呼ばれる人たちには

良く見られる自然なこと。

 

ですが、ヨーロッパや他の地域では、

ほとんど蒙古斑が出ないところもあります。

 

そんな国の人や蒙古斑を知らない人がみたら、

たしかにちょっとびっくりしちゃいますよね。

 

 

外国では虐待だと

勘違いされちゃう危険性も!

 

そんな時はあわてずキチンと

説明出来るようにしておきたいものです。

 

 

赤ちゃんの蒙古斑が消えるのはいつ?

 

 

赤ちゃんの頃はみんな蒙古斑がありますが、

よく考えたら大人になってからおしりが青い人って、

あんまり見たことないですよね。

 

若いことを『尻が青い』と言うように

蒙古斑は子どものうちに

消えてしまうことがほとんどです。

 

多くの蒙古斑は生後1週間くらいから

出はじめて、5~6歳ごろには消えてしまいます。

 

 

どんなに遅くても10歳には

ほとんどのおしりから消えてしまう……。

 

そう思って私も我が子のおしりを見ていると、

なんだかとてもかわいく思えてきてしまいます。

 

 

おしりじゃないところに出る?

 

多くの蒙古斑はおしりに出てくる

青いアザのようなものです。

 

けれど人により、おしりじゃないところに

蒙古斑が出てきてしまうことも!

 

出る場所もいろいろで、

腕や足に出る人もいれば、

胸やおなかに出てくる人もいます。

 

 

この症状の名前は『異所性蒙古斑』

 

 

ちょっとこわい名前ですが、心配はいりません。

 

違う場所に出ているというだけで、

病気というわけではないんです。

 

 

大人になっても消えない蒙古斑もある!

 

 

遅くとも10歳くらいまでに

消えてしまう蒙古斑。

 

ところが、中にはそれを越えても、

大人になってもまだ、

蒙古斑が残っている人がいます。

 

 

おしり以外に出ている人に特に多いもの。

 

なかなか消えずに残る蒙古斑は

『持続性蒙古斑』といって、

色素物質が薄くなりにくい場所や、

体質により、長くアザが残ってしまう場合があるんです。

 

 

もちろんこれは普通の蒙古斑と同じ、

体の中に普通にある物質によるものです。

 

消えないからといって

特に体に害はないので、心配はいりません。

 

 

消えない蒙古斑を消す方法って?

 

体には害がないとはいえ、

やっぱり見た目には残りますし、

正直少し恥ずかしい……。

 

大人になっても蒙古斑がある人は、

そう思ってどうにかして消したい!

ということが多いんです。

 

私ももしも蒙古斑が残っていたら、

正直ちょっと温泉やプールで

気になってしまうかも……。

 

 

そんな時蒙古斑を

消す方法として有効なのが、

医療用レーザーを使ったレーザー手術です。

 

この手術では、

肌に色を付けている色素物質をレーザーで

細かくしてしまうので、

色がとても薄くなり、目立たなくなるんです。

 

 

通常レーザー手術というと

すっごくお値段が高いイメージがありますよね。

 

でも蒙古斑を消すのは保険が

適応される治療になります。

 

病院にもよりますが

だいたい5000円から10000円程度で

アザの色を消すことが出来ます。

 

 

ただ、蒙古斑だと思ったら

別の症状だったという事があったり、

レーザーの高温でまれに火傷などの

トラブルが起きる場合もあります。

 

なので、もしも治療を受けるときには、

きちんとお医者さんと相談してみてくださいね!

 

 

消えない蒙古斑への対応は

 

消えない蒙古斑は

目立って気になるというデメリットがありますが、

病気やケガとは違うので、そのままにしていても大丈夫。

 

ただ、どうしても気になる場合は

保険を使ってお安く治療してしまうのも、

ひとつの手段だと思います。

 

 

大人になった自分や家族のおしりに

もしも蒙古斑が残っていたら……。

 

本当に蒙古斑なのかを確認し、

レーザー治療のメリット・デメリットをしっかり見極めて、

治療したり見守ったりしてみましょう。

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