子育て中に実母の小言にイライラ…そんな時に忘れてはいけない大切な言葉

赤ちゃん

初めての妊娠・出産…。

2人目の妊娠・出産…。

 

嬉しいのは、

お父さんやお母さんになる

私たちだけではないんです。

 

おじいちゃん、おばあちゃんも

同じ気持ちのはずです。

 

 

それなのに、

「ああしなさい」「こうしなさい」

「あれはダメ!」…

 

私たちで頑張るから口出ししないで!

と言いたくなります。

 

でも、口出ししてくるってことは、

おばあちゃんも不安で一杯なんですよね。

 

 

結婚して子どもを産んだとしても

おばあちゃんにとって私は娘であることには

変わりはありません。

 

私が、自分の子どもの成長を楽しむように

おばあちゃんである私の母も

私の成長を楽しんでいます。

 

 

私が母にイライラする前に

冷静に判断できるようになった

きっかけ・言葉をお話します。

 

 

今そんなこと言われても…出産時に言われた一言から母の小言が始まった

 

 

 

結婚3年目の冬、

治療を続けていたおかげもあり、

私は遂に妊娠することができました。

 

出産予定日は9月中旬。

 

 

お腹が大きくなるにつれ

出産準備は慌ただしくなっていき、

出産予定日のちょうど2週間前でした。

 

明け方、トイレに行くと

少し破水をしていたようで急いで病院に電話、

そのまま入院という形に。

 

 

破水をしているということで、

陣痛促進剤を2本ほど打たれましたが、

全く陣痛は来ず…

 

主人も、出勤途中から

引き返してくれましたが待ちぼうけ状態。

 

母も祖母の介護で、

ずっと病院にいるわけにもいかず

病院の中と外を行ったり来たりしていました。

 

 

15時頃の先生の触診で本格的な破水に。

 

一気に陣痛の波が押し寄せ、

すぐに分娩室に入ることになりました。

 

 

破水はしているけれど、

どんなにいきんでも赤ちゃんが出てこない。

 

ていうより、陣痛が思った以上に

痛すぎてうまくいきめない…

 

 

後から母に聞いた話ですが、

「もう少し出産が長引くようであれば帝王切開になっていたかも」

と看護師に言われたそうです。

 

赤ちゃんの頭を吸引しながらでしたが

無事、出産することができました。

 

喜びはいっぱい、主人も感動で

涙を流していました。

 

 

でも分娩台でぐったりしている私に母が

「赤ちゃんの頭が伸びたんは、あんたが頑張らんかったせい」

と、一言。

 

よく、妊娠・出産中に言われたこと、

やられたことは一生忘れないって言いますよね?

 

私は母からのこの一言でした。

 

 

まず、

「ぐったりしてる今いうの?!」

というびっくりした気持ち。

 

「私だって痛い思いして頑張ったのに!」

というとても悔しい気持ち…

今でも思い出します。

 

 

実際今年で4歳になった息子の頭は

生まれた時エイリアンの様に伸びていました。

(真上を向いて寝られないくらいでした)

 

この時から母の小言が始まりました。

 

 

本当にイライラする!そんな時の母の妹からのアドバイス

 

 

出産時の小言の後も

たくさん小言を言われ続けました。

 

これまた忘れられないのが、

子どもが1歳を迎えるときに決まった

某保険会社への就職。

 

 

母自体も保険会社に

勤めていたことがあったのですが、

約3ヶ月ほどで辞めてしまいました。

 

それからというもの

保険会社を毛嫌いしておりました。

 

 

しかし子どもが生まれ、家も購入し、

これからお金が必要になるから働きに出るのに・・・

 

「保険会社なんかで働くなんて。お母さんは賛成しない」

「子どもが1歳やのに保育園に預けるなんて可哀想」

「お母さんの時は…」

 

 

また小言が始まった…

 

私だってできることなら、子どもと一緒にいたい。

でも働かないと生活できない。

せっかく正社員で働けるチャンスをもらったのに。

 

 

いろんな気持ちが出てきて、

短気な私は母に対して

こう言ってしまいました。

 

「おかんの時と私らの時とは状況が違う。

文句言うなら、もう実家には子どもは連れて行かない」

 

…売り言葉に買い言葉ですよね。

 

 

母には妹が2人いるのですが、

下の妹は実家近くに住んでいて頻繁に交流があるので、

母は速攻で愚痴りに行っていました。

 

それから母の妹(叔母)から

私宛にメールが来ました。

 

「あんたの気持ちも分かるけど、

言っていい事と悪いことがあると思うよ。」

「今回の実家に連れて行かない、は言ったらあかんと思う」

 

 

叔母は私の名付け親。

 

今は結婚していますが

私が生まれてから小学高学年ぐらいまでは

一緒に住んでいたので、仲良くしていました。

 

私と性格も趣味も似ていたこともあり、

私は母より叔母が好きでした。

 

 

そんな叔母に怒られたとなっては

私も反省しない訳にはいきません。

 

 

「お姉ちゃん(母)も喧嘩腰に言うけど、

やっぱり助けてもらわんとあかん事も、

これからいっぱい増えてくるよ。」

 

「あんたも喧嘩腰に話したって得しない。」

 

「言いたいことがあるんやったら、笑いながらまるーく…」

 

「トゲトゲしながら、言うたら喧嘩になるだけ!」

 

 

実際、保険会社で働きだして

子どもの保育園のお迎えを

母にお願いする機会は増えました。

 

母がお迎えに行った日は、

私の家まで子どもを晩ご飯付きで

送迎してくれました。

 

 

子どもが風邪をひいて、

どうしても仕事が休めない時には、

母に病院に連れて行ってもらう。

 

そして仕事が終わるまで

子どもを看てもらうこともありました。

 

 

そんな時、母は何も言わず

子どもの面倒をみてくれていました。

 

私があんなに酷いことを言ったのに…

 

 

母のありがたさが痛感できる、忘れちゃいけない魔法の言葉

 

 

働き始めてから数か月。

 

仕事・家事・育児がこんなに大変だなんて…と

毎日ヘトヘトで生活していました。

 

 

私や姉が子どもの頃、

母は正社員ではありませんでしたが、

正社員並みの時間働いていました。

 

もちろん家事も育児も

きっちりこなしていました。

 

 

それでも私たち子どもには疲れた顔一つせず、

毎日おいしいご飯を作ってくれていました。

 

しかも、母の祖父母も住んでおり

一時期は叔母が2人も一緒に住んでいましたので、

8人分のご飯を作っていた時もありました。

 

 

高校を卒業してから18歳で働き始め、

20歳で結婚するまで実家で生活していたから、

母のありがたさは痛いほど痛感していたはずなのに…

 

「初心忘れべからず」

 

まさにこの言葉が

今の私には一番必要な言葉でした。

 

母の小言も言い方はきついけど

私や子どもが快適に過ごせるように、

私たちを一番に思っての小言だったのかもしれません。

 

 

もちろん今でもふとした時に、

母の小言は出てきます。

 

でも私はイラッとする前に

「初心忘れべからず」

を胸に、母と接するようになりました。

 

 

ママ友に相談するのもいいかもしれません。

 

でも自分の母を長年見てきた、

母の兄弟・姉妹、自分の兄弟・姉妹の方が

母の性格を分かっている分、

答えが見つかりやすいのではないのでしょうか?

 

是非、自分の中でもやもやせず

身近な方に相談してみてください。

 

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