「も〜い〜くつ寝る〜とお正月〜♪」
一年が経つのはあっという間ですね。
今年ももうすぐ終わり・・・
また一年が新しく始まります。
そんな一年の始まりであるお正月は、
子供たちにとって、楽しみで仕方ないイベントがあります。
そう、お年玉です♪
自分の両親の家にはもちろん行きますが、
お年玉を目あてに、普段はほとんど付き合いが無いような、
親戚の家に顔を出したりもしますよね(笑)
子供たちにとってお年玉は、
一年で一番おこづかいが貰える特別なとき。
でも、ふと子供に
「ねぇお母さん、なんでお正月はお年玉をもらえるの?」
と聞かれたら、なんて答えますか??
「あれ、おこづかいを貰える日だよね?」
ってお父さんと顔を見合わせたりなんかして・・・
実際、お年玉の本来の意味や由来を知らない
お母さんもお父さんも、きっと多いはず・・・!
実は私もずっと、
「お年玉=おこづかい」
と思っていました(笑)
独自の文化?日本のお年玉の由来とは?
それは意外な食べ物だったのです。
あなたも、お年玉といえば当然のように
お金のことだと思いますよね。
実はお金ではないんです。
お正月に家長、すなわち家の主となる人が
家族に与えていたもの・・・
それは「お餅」だったのです。
そもそもお正月の行事は、毎年の一番始めに
「これから一年、家族みんなが健康で幸福でありますように」
と年神様を家に招いてお祈りをします。
そしてその年神様へのお供え物が、お餅なのです。
「言われてみれば、お正月は鏡餅が実家にある!」
と思い出しませんか?
鏡餅にもちゃんと意味があるんですね。
では、招いた年神様が鏡餅を食べるの?
いいえ、違います。
その年神様の魂が、お餅の中に宿るというわけです。
なので、年神様の魂入りのお餅を
家族みんなで食べて、一年の家族の健康や幸福を祈るのです。
このように年神様の魂、
つまり御年魂(おとしだま)、という由来があるのです。
どうしてお金?お正月のお年玉の意味
いろんな諸説がありますが、そのなかでも
遡ること江戸時代!
商家の主人が、子供たちや使用人に
金品を与えるようになったことが始まりです。
目上のお偉いひとが、
目下の人達にお金をあげていたということで。
今でも、目上の人の子供に対してお金を贈るのは
失礼なことだといわれています。
そのため上司や目上の人の子供には
「文具料」や「玩具料」として渡します。
理由や意味をきちんとわかれば納得。
ですが、何も知らないままだと、
お正月に上司が家に遊びに来たとき、その子供に
「お年玉をあげないと、失礼じゃないかな?」
現代だとそんな風にも考えてしまいそうですね。
ぽち袋にもちゃんと由来がある
ではもう一つ。
お金をいれるお年玉袋のことをポチ袋って、
なぜそう呼ぶのでしょうか。
犬のエサが入っていたからでしょうか?
残念です。犬のポチではないのです(笑)
もともと「ポチ」というのは、
関西で「心づけ」という意味があるのです。
舞妓さんや旅館で働く人へ、
お客からのご祝儀として使われた袋が、
この語源なのです。
さらに、
「これっぽっちの気持ちです」
の言葉からもわかるように、
「ほんの少ない気持ちですが・・」
という、気軽で謙虚な気持ちで渡されていたのが始まり、
とも言われています。
まとめ
いかがでしたしょうか?
お正月なにげなく子供たちが受け取る「お年玉」には
きちんとした意味があったのですね。
これで子供からのお年玉の素朴な疑問にも、
自信をもって答えられますね〜^^
でもその意味をただ説明するだけではなく、
「だから感謝しようね」
なんて、お年玉をもらうことに加えてみましょう。
一年の始まりに、みんなの健康や幸福を、
家族みんなそろって感謝も出来るとステキですね。
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