友人が数年前、社員旅行に行った時のお話。
翌日、お休みをする人や、早退する人が続出!
わたしの友人も、夜中に体調を崩していました。
その後、同じ旅館に宿泊した人も、
体調不良を訴えていることが分かり、ニュースにまで発展!
でも、ノロウイルスによるものということは分かっても、
感染元は特定できなかったらしいです。
楽しみに行ったのにこんなことになるなんて。。。
社員旅行に行った人は、全社員のほぼ半分。
なんとか会社は稼働できたようですが、
半分も休んでいるので、いつもどおりとはいかず、
大変だったらしいです。
うつってしまった胃腸炎、
どんな対策をしたら良いんでしょうか?
また、早く回復するためには、どうしたら良いんでしょうか??
症状や潜伏期間など
ノロウイルスの主な症状は、38℃以下の微熱に始まり、
吐き気や嘔吐、下痢、腹痛などがあげられます。
突然の吐き気や嘔吐に続いたあと、
下痢や腹痛の症状が現れることが多いです。
子どもの場合は嘔吐の症状が多く、
大人は下痢の症状が多いので、
激しい嘔吐や下痢による脱水症状には、
十分に気を付けてください。
免疫力の低下したお年寄りや、
乳幼児だと、長引くこともあります。
厄介なのは、免疫力が高い大人の場合。
風邪のような症状で終わることもあり、
症状が出ない場合もあります。
自覚症状がないので、
周囲に広げてしまう可能性があるんです。
また、感染してから発症するまで(潜伏期間)は、
だいたい平均で1日~2日。
早い場合は、10時間ほどで症状が出る場合があります。
1~2日症状が続き、
2~3日あたりから回復に向かうことが多くありますが、
少なくとも1週間以上は、お腹の中にウイルスが残っています。
人によっては3週間ほど経っても、
排便からウイルスが検出されることもあり、
最も長い場合、26日後にウイルスが検出されたことがあるそうです。
出勤するタイミング
ノロウイルスは、冬の乾燥した寒い時期(4℃)でも2か月程度、
20℃で3~4週間生きているといいます。
ウイルスに感染した人の便には、
1gあたり約1億個。
症状がない場合でも、10~100万個。
嘔吐物には約100万個のウイルスが含まれており、
100個程度のウイルスで感染してしまいます。
また、ウイルスを含んだ嘔吐物や、便が床に飛び散った場合、
1~2m程度も飛び散るんです。
なんて恐ろしい!!
お腹の中の菌が消えるまで、しっかりと休んでほしいところですが、
さすがに仕事で2~3週間も休めないと思いますので、
お医者さんの診断だと、
「下痢が止まったら出勤しても良い」
という事が多いです。
回復する兆しが見えるのが2~3日だとしたら、
それに様子見の1日を加えて、
3~4日は、お休みされた方が良いかと思います。
会社によっては、こうした病気に関して、
出勤停止期間の決まりがある場合もあります。
感染を広げないためには?
会社のお手洗いは共同だと思いますので、
1か月くらいは、お手洗いの使い方に気を付けた方が良いでしょう。
①排便した後は、トイレのふたをして流しましょう。
(洋式トイレでふたがある場合)
空気中に広がるのを少しでも防ぐためです。
②和式トイレの場合は、
床にズボンの裾につかないように捲っておきましょう。
気になる場合は、
後で足に除菌スプレーをかけるとよいと思います。
③上着を着てトイレを使用しないように。
④使用後は、適切な消毒薬で除菌をしましょう。
便器のふたの裏側やペーパーホルダーやトイレの壁、
ドアノブなど。
私は、感染予防のために、
専用の消毒薬を持ち歩いています。
アルコールは、
「ノロウイルスには効果がない」
と言われていますので、
ノロウイルス用の消毒薬を使用しましょう。
手洗いの方法
厚生労働省が通知している手洗いマニュアルを参考にしました。
- 腕時計や指輪を外す
- 流水で手を洗う
- 手洗い石けんをつけてよく泡立てる
- 手のひら、指の腹面を洗う
- 手の甲、指の背を洗う
- 指の間(側面)、指の付け根を洗う
- 親指と、親指の付け根のふくらんだ部分を洗う
- 指先を洗う
- 手首を洗う(内側・側面・外側)
- 石けんを流水でよく洗い流す
- ペーパータオルで拭く
- アルコールを噴射する
- 手指にすり込む
3~10を2回繰り返すこと、特に指の間や指先を
よく洗うことが大切かなと思います。
また、手をかざすと水が出てくる場合もありますが、
ひねる蛇口の場合は、手を洗ったあとは
ペーパータオルを被せて締めたほうが良いかなと思います。
(手を洗う前に触れているので)
まとめ
胃腸炎になると、脱水症状を起こしやすくなってしまいます。
スポーツドリンクなどで、
普段以上に、水分補給を心がけるようにしてください。
一度に沢山飲んでしまうと、
かえって腸を刺激してしまいます。
口に含む程度を、
少しずつ飲むようにしましょう。
不安な場合は必ず、お医者さんに診てもらってくださいね!
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