今や『お中元』や『お歳暮』も様変わりしているようですが
「マナー」は知っておきたいですよね!
私が子供だった頃、お中元やお歳暮は、
会社の上司、学校の先生、義父母(お互いの)、親戚の母屋、などなど、
他にもたくさん。
両親が大変そうでした。
もう20年以上も前ですが・・・^^;
そうそう、習い事の先生も忘れてはなりません!
かかりつけの病院の先生もですね。
お中元やお歳暮の時期には、
本当にものいり(お金がかさむこと)だと
両親が愚痴を言っていたのを覚えています。
それから20年、現在までの間に・・・
まず、学校の先生へのお中元、お歳暮の習慣が無くなりました。
学校の先生は公務員。
その公務員が、生徒の親や、学校に物品を納品する業者から
品物を貰う事が禁止されたんです。
そして次にはお医者さん。
個人病院の場合だと、
まだ今でも受け取ってくれるかもしれませんが、
大学病院などの総合病院では、頑として受け取って貰うことが出来ません。
祖母が、脳梗塞の手術で本当にお世話になったので、
気持ちとして持って行ったのですが、
「規則ですから!」
と、返されました。。。
でも、断っている看護師さんも、
気持ち良く受け取れなくて辛そうでした。
徐々に日本の風習も、変わりつつあるのでしょうか?
今では、20代でお中元を送ったことのない人は
70%を越えているそうです。
逆に50歳以上は、10%前後。
ただ、50歳以上の場合、
過去の経験を聞いているわけですから・・・。
今では、特に都会のお年寄りの場合、
あまり送っていないかもしれませんね。
運送事業にも、かなり影響が出ているようです。
小口の荷物や、百貨店配送を展開している運送事業社は毎年、
- 夏になればお中元
- 年末になればお歳暮
これらの配送で、かき入れ時。稼ぎ時。
以前は、学生のアルバイトを雇わないと、
配送が間に合わなかったんですが。
特にここ数年は、アルバイトを雇う必要がないほど
荷物が減少しているということです。
私も学生の頃には、運送業社の倉庫でアルバイトをしていました。
時給が良かったんですよね〜!
今、私が勤めている会社では、
お中元やお歳暮は禁止されています。
年賀状すら、暗黙の了解で出しません。
仕入先、納品先だけじゃなく、
上司や部下、同僚に対しても禁止されています。
私の妹の嫁ぎ先であれば、
一昔前なら、両親が当然お中元をするのでしょうが、
「お互いに要らぬ出費は控えましょう。」
ということになってます。
その代わり・・・
と言ってはなんですが、若い世代には
- バレンタイン
- 母の日
- 父の日
などのイベントを利用して、
かしこまった感じではないプレゼントを、
お世話になった方々に贈る風習が出来ました。
でもそうは言っても、お中元やお歳暮は、
古くからある日本の伝統行事。
頂く機会がまったくない、なんてことはありません。
もしお中元やお歳暮を頂いた時には、
どんなお返しをすれば良いのでしょうか?
初めてお中元を貰った!お返しのマナーって?
初めて貰った『お中元』。
照れくさいような、嬉しいような!って気持ちだと思います。
でも初めてだからこそ、キチンと対応したいですよね!
お中元の時期は、
7月初旬〜7月15日頃までに贈るのが
一般的と言われています。
最近では、
6月からお中元ギフトを贈り始める方が多くなるなど、
やや早まる傾向の地域も出てきています。
お中元は、贈る時期でのしの書き方は変わります。
7月初め〜15日の中元までは、「御中元」。
中元後7月15日以降から立秋ごろまでは「暑中御見舞」。
立秋から9月上旬は、「残暑御見舞」とするのが無難かな〜と思います。
立秋
- 2015年 ⇨ 8月8日
- 2016年 ⇨ 8月7日
贈り先の地域によっても違いがあるので、
もし分からなければ、百貨店などで問い合わせてみましょう。
自分が贈る側であれば、結構悩みますよね~。
何を贈れば相手が喜んでくれるか?
考えちゃいます。
お世話になった気持ちとして、お中元を贈ってもらったのですから、
こちらもキチンとお礼の気持ちを伝える!
この意識で選べば、そんなに迷わなくて決められますよ ^^
お礼の気持ちを伝えたい!どうしたら良いの?
No22お礼状に記念切手を1整理はミニアルバムで。
お中元を頂いたら、まず『お礼状』を出しましょう。
お中元を贈る時にも、
贈る相手によって、予算や品物に悩むように。
お中元を貰った時にも、とうぜん悩みが出てきます。
相手のせっかくの気持ちに対して、
どのように返せば良いのか?
というのが1番大きな悩みですよね。
特に、社会に出たばかりの方で、
お中元を初めてもらったという人は、
そのお返しに困ってしまうことでしょう。
お中元を貰った時に、
お礼としてお返しの品物をこちらからも贈るのは
実は一般的ではありません。
とはいえ、品物でお返しをしたからといって、
直ちにお中元マナーに反するわけでもないのです。
お中元に対してお返しの品物を贈る必要はない、
ということです。
ですが、贈ってくれた方に対するお礼状は
忘れずに必ず書きましょう。
お礼状を出すタイミングは、お中元の品が届いてから
一両日中といわれています。
書き慣れてないと後回しにしてしまいそうですが、
せっかくの相手の気持ちに応えるためにも頑張って書きましょう!
つい電話やメール、最近だとLINEで済ましがちですが、
よほど親しい間柄以外ではこれはマナー違反となります。
同僚や友人など、立場が対等な場合は
同額程度のお中元や残暑見舞いなどを贈っても、問題ありません。
ところが対等でない関係の場合、同額程度のお返しをすると
「頂く理由はありません」
「次からはやめて下さい」
と言う意味にとられてしまうかも・・・
注意しましょう!
まずは、お礼状です!
お返しをする際のマナー!お礼状の書き方とは?
お礼状を出すことによって、
こちらに間違いなく品物が届きましたよ!
という返事にもなりますよね。
長々と手紙を書く必要はありません。
季節を感じさせる綺麗なハガキなどを活用しちゃいましょう。
- 時候のあいさつ
- 相手の安否を気づかう言葉
- 日頃のお礼
- お中元の品物の感想とお礼
- 相手と相手の家族の健康を祈る言葉
この5つの項目を取り入れて、
贈り主に合わせたお礼状を書きましょう。
例文
暑中お見舞い申し上げます。
厳しい暑さが続いておりますがいかがお過ごしでしょうか。
このたびは美味しい○○を贈って頂きまして有難うございました。
早速、皆でたいらげました。
いつもお心づかいを頂き、本当にありがとうございます。
まだまだ暑さはこれからが本番です。
皆様ご自愛下さいませ。
取り急ぎお礼のみにて失礼いたします。
平成○○年 盛夏
この文章は、比較的親しい親戚や同僚等に宛てた文章ですが、
親しい部下や後輩であれば、もっとくだけた感じでも良いかも。
最低5つの項目が入っていれば良いと思います。
文章が上手かどうかより、気持ちには気持ちで応えましょう!
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