富士山を登るルートは4つあります。
その中の一つ、須走ルートというルートがあります。
登る人の割合は、あまり高くありません。
でも、富士登山に慣れている人に聞くと、
須走ルートをオススメする人も、かなり多いルートです。
その須走ルートとはいったいどのようなルートなのでしょう。
須走ルートってどんなルートなの?
富士山の須走ルート、5合目から登り始める場合は、
登山にかかる平均時間は約6時間50分とされています。
ベテランの人だと、6時間前後。
初心者の方でも、8時間前後ですね。
須走ルートは、標高差1800m、
片道は約13kmの道のりです。
初心者向けとして有名な、吉田ルートなんかと比べると、
標高差はけっこうあるものの、
距離は4つのルートの中でも2番目に短い
というところがメリットですね。
この須走ルートは、なんと言っても混雑しないことが
最大のメリットではないでしょうか。
ですので、お盆など、登山シーズン真っ盛りの混雑時には、
この須走ルートがオススメです。
8合目からは、初心者向けで人気の吉田ルートと合流するので、
少し混雑するかもしれません。
が、8合目まで来ると、かなり脱落者も出ていますので、
吉田ルートの5合目、6合目付近の混雑ぶりと比べると、
まったく問題無しでしょう。
そして須走ルートは、自然豊かなルートとしても有名。
高い山独特の植物などを
楽しむことも出来ます。
吉田ルートなんかは、ほとんど岩肌がむき出し。
ほぼ全くと言って良いほど、自然を満喫できません。
そんな吉田ルートと比べると、
須走ルートは、自然を楽しみながら登山が出来るのが良いですね!
須走ルートでは、7合目付近までは、
比較的緩やかな樹林帯を、登ることになります。
その7合目を抜ければ、頂上まで行かなくても、
どこからでもご来光を見ることが出来るようになります。
そしてこの須走ルートの一番の目玉!
下山する際の、7合目から下に行くルートで、
砂走りと呼ばれる道はもの凄い人気です!
この道は、砂利の下山道を一気に下るんですが、
その光景は、圧巻の一言!
正直、他のルートでの下山だと、
もう苦痛・・・苦行以外の何物でもないのですが。。。
この砂走ルートだけは、下山していても飽きてこないですよ!
ただし絶対に、少し長めの登山靴にすること!
以前、一緒に登った友人が、
スニーカーでこの砂走ルートを下山したのですが・・・
靴の中に砂が入ってきて、靴擦れの血だらけで、
凄い惨状になってしまっていたので。。。
須走ルートに限らず、富士山を上る時には、
ヘッドライトは必須です。
日没を過ぎると、かなり暗くなってしまいます。
灯りと言えば、月明かりしかありませんので、
ほぼ真っ暗。
ヘッドライトが無いと、もの凄く危険なんです。
もし、須走ルートを1合目から登る場合は、
2泊3日などのゆっくりな時間を掛けて、
このルートを登るのも人気があります。
自然に溢れているので、
野生の動物に会えるチャンスもあるかもしれません。
自然溢れる景色にはとても癒されます。
他のルートとは違って、
距離は短いので、初心者の方でもゆっくり上れば、
登頂することは難しくないでしょう。
景色を楽しみながら登るのがオススメなので、
出来れば夜間ではなく、明るい時間に登って欲しいですね!
吉田ルートで登った経験がある方も
須走ルートなら、また違った富士山を楽しむことが
出来るのではないでしょうか。
あまり混雑していないので、
自分のペースで無理なく登ることが出来るのは
初心者にとって、嬉しいですよね。
どれくらい時間が掛かるの?
5合目から登って、平均で約6時間50分。
距離は、他のルートと比べると、比較的短いのですが、
標高差が高いので、
思っているよりも時間はかかってしまうでしょう。
その理由は、高山病対策。
一気に登ってしまうと、気圧の差で、
高山病になってしまう可能性が上がってしまいます。
須走ルートを登る時には、
他のルートよりも、少しゆっくり目で登った方が良いんですね。
でも、ゆっくりと自然を楽しみながら登れます。
あまり混雑もしていないので、
自分のペースを守って、計画通りに登れますよ。
出来れば暗闇ではなく、
太陽が出ている時間帯に、周囲が明るい状態で
自然を満喫しながら登りたいルートだと思います。
まとめ
富士山は、日本で一番高い山です。
急いで登ってしまうと、
体が慣れずに高山病になってしまいます。
とても危険で苦しいので、避けたいことですよね。
高山病になってしまうと、激しい頭痛や、
体調によっては、激しい嘔吐をしてしまいます。
上に登ることが出来なくなってしまいます。
須山ルートは標高差が高いので、
ゆっくり焦らずに登ることが大切です。
初心者の方だと片道で約8時間の道のりですが、
景色を楽しみながら、富士山の自然を満喫しながら
登山を楽しむことが出来ると思います。
テレビや写真だと分からない。
遠くから見ているだけでは分からない。
富士山の中で生きている動物や植物達との
出会いを楽しみながら登れるのが、
この須山ルートの一番の魅力だと思いますよ!
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