ここ10年ほど、
パワハラが社会問題化しています。
だからといって、昔は無かったというわけではないでしょう。
今は、特にインターネットの力のおかげで、
あらゆる事が表沙汰になりやすい。
でもまだまだ改善していない会社も多いです。
どうしても日本の国民性、社会風土の特徴で、
我慢する事が美徳になってしまったり。
一度言い付けると、
その本人も会社に目をつけられてしまったり・・・
そんな風潮も、色濃く残ってしまっています。
でも。
自分の身は、心は、
自分で守らなければいけません。
何よりも大切なのは、自分です。
今回は、上司のパワハラに悩んでいるあなたへ、
その対策方法をお話しします。
パワハラ上司の対処法には注意が必要!
◆上司からのパワハラ対策
一番効果が高いのは、出来るだけたくさんの人に相談しつつ、
同じ部署内、会社内で「同士」を募るという方法。
相談する相手は、友人や知人、家族、学生時代の先輩など
できるだけ幅広くしましょう。
同じような事例を知っているということも、ありえます。
あなたが知らないだけで、
職場内に同じような「被害者」がいるケースも多いのです。
一人で悩まず、同じ被害者と一緒に方策を考える方が
行動は起こしやすいでしょう。
もし社内に、「相談室」や「目安箱」、
大きな会社なら、「コンプライアンス委員会」
といったような窓口があるなら、
一度相談してみるのも1つの方法。
ですが、そうしたセクションがある会社は
少ないでしょう。
人事部に相談して、
それが上司の耳に入ってしまうという事態も想定範囲…。
組合組織がしっかりしていれば、
組合に相談してみることは、無駄にはならないはずです。
社内がダメなら、厚労省には、
各都道府県に「総合労働相談センター」という窓口があります。
パワハラには証拠で対応!日記やメモ、録音が重要!
相談するには、証拠が必要ですよね!
これはパワハラだと感じたら、
すぐ記録をつけておいてください。
記録の取り方は、分かりやすく、
- 日付と時間
- 誰から?
- どんな状況で?
- どんな言葉や態度でパワハラを受けたか?
を記録しましょう。
大事なことは、
その場でできるだけ詳細な記録を取る事です。
メモやICレコーダー、
周囲にいた人の名前も記録しておきましょう!
そして相手にも
「それはパワハラです。」
と言いましょう。
そうして、しっかりと準備を整えてから
上司の上司に冷静に相談しましょう。
パワハラの加害者に対して、何を希望しているのか?
会社への要望や、今後の事も話し合う必要があります。
「加害者に復讐を!」
ではなく、
「厳正なる処分を求めます」
という意思を伝える事が大切です。
社会人としてのマナーを踏まえないと、
「被害者側にも何らかの理由があるのでは?」
と思われてしまいます。
まとめ
腹が立つのは分かりますが、ここは辛抱です。
退職や転職は、最後の最後です!
キレたら負けですよ。
私自身も、パワハラをされた経験があります。
その当時は、その事自体がパワハラだという事にも
気づかないほどの精神状態。
最終的には、問題をでっち上げられて、
退職強要。
ですが、全て証拠を取っていたので、
逆に相手を懲戒免職にまでする事ができました。
私としては、懲戒免職まではして欲しく無かったのですが、
結果的には、そうなってしまいました。
パワハラは、誰に取っても利益はありません。
早めに、でもしっかりと対処する事が、
みんな、当然あなたにとっても
最良の行動となります。
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