こちらの記事では、正月飾りの種類や、
神棚への飾り方のお話をしました。
大人になると、最低限のマナーは
覚えておかないといけません。
特に、日本の風習は、
しっかりと身につけておかないと!
いつどこで恥ずかしい思いをするか、
分かりませんからね。。。^^;
ってことで今回は。
「しめ飾り、正月飾りは、いつからいつまで飾るのか」
ということをお話しましょう!
正月飾りを飾り始める時期
正月飾りは、
正月事始めの12月13日~12月30日までの間に飾ります。
ただ、宗教や地域などによりますが、
「二重苦を表す29日」と「一夜飾り」の31日は
避けられることが多いです。
一夜飾りとは、
元旦の前日である大晦日に飾ることで、
たった一日しか飾らないこと。
年神様に対して誠意に欠ける行為となります。
年神様がいらっしゃる1月1日~1月7日の期間は、
松の内と言われます。
なので、1月7日頃までは飾ることが一般的でしょう。
関西の一部の地域では、
1月15日の小正月まで飾る風習もあります。
鏡餅は、1月11日の鏡開きまで飾る地域と、
1月7日にお飾りだけ外すところもあります。
この松の内の期間は、
昔は、1月15日までを松の内、
1月20日が鏡開きでした。
ただ、1651年(慶安4年)の4月20日に、
徳川家光公が亡くなった時。
徳川幕府のお膝元である関東では、
1月20日を忌日として避けるようになりました。
鏡開きを1月11日に行うようになった都合上、
松の内も1月7日頃までに短縮されたという謂れと、
寛永の大火の後、
「乾燥した正月飾りを長く置くと火災の原因となる」
として、幕府が期間を短縮したなど、
諸説あるようです。
正月飾りの行方
神様をお迎えした正月飾りは、
粗末にしてはいけません!(当たり前ですが。。。)
お焚き上げをしている神社仏閣に納めるか、
1月15日頃に行われるどんど焼きに持参して、
お焚き上げしてもらうと良いでしょう。
お焚き上げに出せないようであれば、
お清めをしてから、他のゴミと分けて出します。
どんど焼きの火は、
「お正月に来てくださった年神様が、
その煙とともに天へお帰りになる」
とも言われています。
伊勢神宮がある伊勢志摩地域や、その周辺の神社では、
しめ縄を玄関先に一年中飾る風習もあるようです。
年神様が天に帰ることができるように、
「正月飾りを飾ったままにしておくのは、
あまりよくないのかな〜」
と、個人的には感じるのですが、
これは風習の違いですね。
まとめ
時期を過ぎた正月飾りについて調べていると、
「翌年も繰り返し使うことは、いけないことですか?」
という質問も、いくつか挙げられていました。
日本には、常に若々しくという常若の思想があり、
伊勢神宮の式年遷宮も、
この常若の思想に根ざした行事とされています。
クリスマスリースなどは、
毎年繰り返し使ったり、時期が前後しても構わないと思います。
でも、神様が宿る正月飾りに関しては、毎年新しくした方が、
年神様にも、気持ちよく来ていただけるのではないかな〜
と思います(笑)
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