秋と言えば?
食欲?
芸術??
それも良いでしょう。
でも、美しい自然をゆっくり鑑賞するのはいかがですか?
そう!
紅葉です。
美しい紅葉が楽しめる東北地方の中でも、
十和田湖の紅葉は素晴らしい!
日頃のストレスも吹き飛びそうな、
十和田湖の紅葉!見に行きた~い!
今回は、そんな声も聞こえてきそうな
十和田湖の紹介でーす。
十和田湖ってどんなとこ?
十和田湖とは、
青森県十和田市と、秋田県鹿角郡小坂町、
この二つにまたがる、大きな湖です。
十和田八幡平国立公園内にあって、
日本の湖沼では12番目の面積・規模の、二重カルデラ湖。
深さは約326m(深い!)で、日本で3番目という深さ。
江戸時代より、郡の境界がハッキリせず、
十和田湖の帰属が決まらないため、
青森県と秋田県との境界は、
実はハッキリ決まっていなかったんです。
ようやく決まったのは、2008年8月29日(けっこう最近!)。
青森市で開催された、北海道・北東北知事サミットで、
青森、秋田両県と、関係自治体が、
『湖面の境界線を青森県6:秋田県4』
という割合で、青森と秋田の県境を決定、合意しました。
大変ですね〜(笑)
これで、1871年の廃藩置県以来、
137年目にして、ようやく県境が決定(笑)
61.02km²の十和田湖は、
- 青森県十和田市に36.61km²
- 秋田県小坂町に24.41km²
と、割り振られました。
そして更に、十和田湖および奥入瀬渓流として
国の特別名勝、天然記念物にも指定されて。
1936年には、周辺の奥入瀬渓流八甲田火山群と共に、
十和田八幡平国立公園に指定されました。
「十和田湖」の紅葉!
一度は、見頃の時期に見に行きたいものです。
今は、バスツアーなんかもありますし、楽ちんですよね!
有給休暇をとって行きたいところですが・・・
先輩の目が気になってしまうかも。。。 ^^;
十和田湖といえばヒメマスの養殖!
和井内貞行という人をご存知ですか?
魚が一切住まなかった十和田湖に、
養魚事業を定着させた、すごい人(笑)
十和田湖の観光開発に人生をかけた和井内貞行は、
真珠の御木本幸吉(ミキモトブランドですね〜)、
ハマチの野綱和三郎と並ぶ、
『近代日本の養殖家三偉人』の一人!
1858年、秋田の武家に生まれた和井内貞行は、
16歳で学校の先生になったんですが、
23歳で小坂鉱山に転職。
この時に、十和田湖畔に住むことになりました。
2千人もの人々が働く鉱山には、何でも揃っていました。
『新鮮な魚』以外は・・・。
「十和田湖で養魚を成功させたい!」
そう思った貞行は26歳の時、
自費で鯉の稚魚を6百匹放流しました。
5年後、鯉は十和田湖で大きく育ちましたが、
乱獲の為か?直ぐに獲れなくなり・・・
その後も毎年、稚魚(12年間で3万匹!!)
放流しましたが、すべて失敗。
38歳で、貞行は小坂鉱山をやめて、
一家で十和田湖の養魚事業に全てをかけます。
十和田湖にマスの孵化場を自費!で築き、
カワマス、日光マスなどの養魚に取り組んだものの、
またまた失敗。
貞行は資産を失い、多額の借金も抱えました。
44歳の時、家具調度も売り払い、
ヒメマスの卵を支笏湖から購入ふ化させて、
稚魚を十和田湖に放しました。
5万匹を最初に放流したのは1903年春。
2年半後の1905年秋、
貞行は十和田湖の湖面を見つめ続けました。
そんなある日、十和田湖の湖面がさざなみで揺れました!
ヒメマスが大挙して、十和田湖の浅瀬に、
産卵の為に押し寄せたんです。
22年間という凄まじく長い年月、
和井内貞行の血の吐くような努力が実った瞬間
と伝えられています。
こんな話を聞くと、「ヒメマス」を食べる時、
思わず躊躇してしまいそうですよね(笑)
でも私は鱒寿司大好きなんですよね〜♪
例年の紅葉見ごろ時期
- 十和田市十和田湖 : 10月中旬~下旬
- 十和田市奥入瀬渓流 : 10月下旬~11月上旬
- 十和田市蔦七沼 : 10月中旬~下旬
- 見頃の時間 : 10月中旬~下旬
- 主な標高 : 400m
- 主な紅葉樹種 : カエデ、ブナ、ナナカマド、カツラ
【所在地】
青森県十和田市大字奥瀬字十和田湖畔休屋486
問い合せ:0176-75-2425 十和田湖総合案内
【アクセス】
JR八戸駅→バスで2時間15分、バス停:十和田湖下車、徒歩すぐ
東北道十和田ICから国道103号経由33km 50分
駐車場:1,000台/410円
十和田湖周辺!紅葉おすすめスポット紹介!
❖十和田湖遊覧船はいかがでしょう?
十和田湖めぐり、最大の魅力は何といっても、
湖上遊覧でしょう!
豪快にして繊細な十和田湖!
その魅力を、四季折々の彩りで約50分間、
次々と見せてくれます。
運賃:大人1,400円 小人700円
グリーン室料:大人500円 小人250円
十和田観光電鉄株式会社/十和田湖双胴船
〒018-5501 青森県十和田市奥瀬十和田湖畔休屋486
TEL:0176-75-2201 FAX:0176-75-2205
❖奥入瀬渓流
十和田八幡平国立公園の中にあり、
十和田湖から流出する、唯一の河川です。
十和田湖の子ノロ〜焼山まで、約14kmの流れが、
奥入瀬渓流とされ、四季を通しての景勝地。
渓流には遊歩道が整備されていて、
渓流沿いにいくつもの滝が点在する十和田湖観光には
欠かせない散策ポイント。
渓流沿いの遊歩道では4時間半くらいの
トレッキングが楽しめます。
紅葉の時期は、特に美しい景観。
1928年には、天然記念物にも指定されています。
❖乙女の像
国立公園指定15周年記念事業として、
1953年(昭和28年)に、
十和田湖畔の御前ケ浜北端に建てられました。
作者は「智恵子抄」で有名な、高村光太郎。
互いに左手を合わせる形で向き合う、
高さ2.1mの2人の裸婦像には、
「病弱だった妻・智恵子への想いが込められている」
と言われています。
神秘の湖・十和田湖の象徴的存在。
これほどの見事な紅葉!
一番の見頃に行きたいですよね〜!
土日のツアーは割高です。
有給休暇をとったら、お土産をタップリと買って帰りましょう。
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