4月の中旬。
テレビのニュースで、
「雪の大谷」開通のニュースを見ました。
4月中旬〜6月中旬の間、
ピーク時で高さ15m以上にもなるという雪の壁。
その間を歩くことが出来るという、
すごい景色が広がっていました。
その場でふと思いつき、急遽5月のGWに行く事に・・・
やっぱり凄い!
で、帰ってきてから知ったのですが、
雪の大谷が見られる立山黒部アルペンルートは、
秋の時期には、美しい紅葉が見られるらしい!
今年はもう一度、行ってみようかな〜 ^^
立山黒部アルペンルートとは?
標高3,000m級の、
高〜い峰々がたくさん連なる北アルプスを貫いて!
立山駅(富山県立山町)〜扇沢(長野県大町市)を、
ロープウェー、ケーブルカーやトロリーバスなどの
6種類の乗り物で結ぶ山岳観光ルート。
1971(昭和46)年6月1日に、全通しました。
ちなみにアルペンルート内の一般車両の通行はできません。
わたしは勘違いして、アルペンルートの上の方のペンションを
予約してしまったですけど(笑)
総延長37.2km、最大高低差1975mで、
ほとんどが中部山岳国立公園内にあります。
中部山岳国立公園とは、北アルプスと呼ばれる、
- 立山
- 槍ヶ岳
- 穂高岳
- 乗鞍(のりくら)岳
など、新潟・富山・長野・岐阜4県にまたがる、
飛騨山脈一帯からなります。
面積は17万4323ha、1934(昭和9)指定。
立山黒部アルペンルートは、
弥陀ヶ原や黒部湖などの景勝地と、
途中駅にはホテル立山や、
弥陀ヶ原ホテルなど、たくさんの宿泊施設もあって、
本格的な登山や観光の基点になっています。
昨年、訪れた人は90万9千人。(すごい!)
外国からの観光客も増えてきていて、
中国や台湾を中心に、17万1千人と、
過去最多となりました。
そして2015年春、北陸新幹線も開通しましたね〜!
ますます観光客が増える事は、間違いないでしょう。
立山黒部の紅葉の見頃は?
立山は標高差があるために、
紅葉は、9月中旬頃~11月上旬頃にかけて、
山頂から麓へ紅葉がおりていきます。
ナナカマドやヤマウルシの紅、
イワイチョウやミネカエデの黄。
そして、ハイマツやオオシラビソの緑など、
色彩もかなり豊富で美しい!
紅葉の見頃(その年によって多少異なります)
9月中旬~9月下旬 室堂平(むろどうだいら)
標高2450m付近にある室堂平は、
アルペンルートの中心。
観光の拠点にもなっています。
最盛期には、3,000mの立山連峰が色づく様子も
見ることが出来ます。
ミクリガ池、ミドリガ池、雷鳥沢などの散策ルートの中でも、
ミクリガ池は、立山三山の三段紅葉を水面に映す景勝地として、
非常に人気が高いです。
9月下旬~10月上旬 弥陀ヶ原(みだがはら)
標高1600~2000mの弥陀ヶ原は、
9月下旬から山の緑が少しずつ色づいてきます。
10月上旬には、高原バスが走る道路沿いの山肌に、
赤いナナカマドや黄色いミネカエデが、
鮮やかに色づきます。
橙色に染まった湿原に、池塘(ちとう)と呼ばれる池の堤が、
ところどころ光ってアクセントになっています。
10月中旬~10月下旬 黒部ダム(くろべだむ)
標高1470mにある黒部ダムは、
関西電力が1956(昭和31)年に着工し、
1963(昭和38)年に完成した、発電専用ダムです。
当時の難工事を描いた小説で、
後に映画化された「黒部の太陽」は、
ご存じの方も多いと思います。
黒部川第四発電所が取水していることから、
黒四(くろよん)ダムとも呼ばれています。
アーチ式の黒部ダムは、
えん堤の高さが186mと日本最大級!
標高1508mにある展望台からは、立山連峰をはじめ、
北アルプスの素晴らしい大パノラマが楽しめます♪
毎年9月中旬ごろから、立山の頂上付近が色づき始めますが、
次第に紅葉が、黒部ダムまで降りてくる三段紅葉を
望むことができます。
これ、本当に素晴らしいらしいですよ~!
地元の人でも、毎年楽しみにしているらしいです。
また、6月26日~10月15日の期間限定で行われている、
大迫力の観光放水も、見ごたえがあります。
10月下旬~11月上旬 称名滝(しょうみょうだき)
標高1000mにある称名滝は、立山駅から約20分と、
バスや自転車でアクセス可能な場所にあります。
常願寺川の支流称名川が、
溶結凝灰岩の断崖を落下して作る滝で、
落差350mで日本一!
国の名勝、天然記念物にも指定されています。
滝は4段に分かれていて、
最下段の126mの水柱は迫力があります。
また、立山駅から称名滝に向かう車窓から、
右手に眺められる悪城の壁(あくしろのかべ)は、
「昔の立山の火山活動でできた、溶結凝灰岩の一枚岩が、
称名川によって削られて出来た」
と言われています。
最大高低差は約500m、長さ約2kmにわたって続き、
一枚岩の大断崖としては日本一!
名前の由来は、
「とても恐ろしく、砦のように人を寄せ付けない崖」
という意味があると言われています。
立山黒部アルペンルート内の交通手段
アルペンルート内の立山駅~扇沢駅間は、
自家用車で入れません。
そのため、富山側から入る方は、
立山駅から立山ケーブルカーへ。
信濃大町側から入る方は、
扇沢から関電トンネルトロリーバスに乗車します。
2015年、黒部ダムの期間は4月16日~11月30日。
立山黒部アルペンルートも、一部の区間を除いては、
冬期休業がありますので、事前にご確認ください。
9月~10月の紅葉シーズンの気温は10度前後。
そして標高2500mあたりでは、氷点下になる事もあります!
雪がちらつくこともありますので、
必ず暖かい格好でお出かけくださいね♪
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