銀行への『届印』を変更する場合は、
紛失以外にも結婚や離婚を機に
姓が変わったりした時も必要ですよね。
あるいは、ある程度の年齢になって、
実印や銀行印などを少しグレードアップさせたい時も
あるかもしれません。
それから、『届印』が欠けてしまった時!
これショックですよ~。
印鑑も丁寧に扱わないと欠けてしまうことがあります。
安く買った認印とかだったら買い直せば良いですけど、
銀行の『届印』の場合は・・・
手続きの事も考えるとダブルショックです。
丸の枠が少し欠けてる位なら大丈夫・・・
と聞いたこともあるのですが定かではなく、
欠けた印鑑は何だか嫌な感じがするので(あくまでも私の主観です)、
改印したいですね。
もちろん、文字の部分まで欠けていれば、
改印せざるを得ないと思います。
実印と認印、そして銀行印の3点セットを見慣れているせいか、
実印はフルネームで認印と銀行印は苗字のみって思いがちですが、
実際には銀行の『届印』は苗字である必要はないんです。
名前のみの刻印でも銀行印として届け出ることが出来ます。
名前で『届印』を作るメリットは、
苗字に比べると同じ名前の人が少ないので、
偽造等のリスクが少ない事が挙げられます。
また、女性の方が姓が変わる可能性が高く、
その際に銀行印を変更する手間を考えると、
最初から変わる可能性の低い名前で『届印』を作っておくのも良いかもしれません。
銀行の『届印』の変更は、
所定の手続きをすれば、当然可能です。
細かい部分の違いはあっても、大体どの銀行でも
手続き方法は同じだと思います。
問題は、銀行の『届印』の変更に
どうしても自分で行くことができず
“代理人”を立てなければならない場合です。
代理人で銀行の『届印』の変更は出来るの?
『届印』の変更は、原則本人です。
変更に必要なものは、
- 旧届印
- 新届印
- 通帳
この3つを持って、銀行の窓口で手続きをします。
この際、身分証明書を求められることが殆どだと思います。
顔写真が有るものがベストだと思いますが、
これも金融機関に確認しておきましょう。
届けを提出すればその場ですぐに銀行印が変更になる銀行と、
手続きだけを店頭で行い、
実際の変更手続きは数日以内に行われるという銀行があります。
*銀行印の偽造による犯罪防止のため、改印届けは年々取り扱いが厳密になっています。
さて、本人以外が『届印』を変更することができるかどうかです。
日本は“はんこ文化”の国で銀行口座の本人認証も“はんこ”です。
通帳と“はんこ”があれば、その口座の持ち主なのです。
いわば『届印』は、口座の「鍵」です。
代理人が銀行の『届印』の変更ができるかどうか?
結論から言うとできます!
しかし、本人の委託があることが前提となります。
まず、本人の委託を証明するために
本人の自署捺印による委任状が必要です。
- 本人の委任状
- 委任された人の身分証明書
この2点がちゃんと揃っていて、
本人から委託された人への流れが証明されなければなりません。
委任状の他には、
- 通帳
- 旧届印
- 新届印
この3つを用意して、金融機関の窓口で手続きを行います。
金融機関によっては、
変更者本人に電話で確認を取ることもあると思います。
銀行の『届印』を代理人に依頼する時の注意点は?
はんこのお手入れ・その1(全4回)
❖本人が『届印』を変更る場合も、取引支店でないとダメなのか?
職場などの最寄りの支店でも手続きが可能かどうか?
ちゃんと確認しておきましょう。
その時に、身分証明に必要な物も確認しておくと安心です。
❖本人以外の場合は、先に委任状を郵送してくれるか?
窓口に取りに行く必要があるのか?
も、確認しましょう。
この場合も最寄りの支店でも良いのか?
念のため確認をしておきましょう。
※代理人として窓口へ行かれる方の住民票などで
依頼人との間柄の証明書も必要と言われる可能性も、
皆無ではありません。
代理人が同居の場合は、
金融機関が指示する書類・証明書を用意すれば、まず大丈夫です。
※親子でも別居の場合は、
さらに大変で戸籍抄本まで必要になったり、認められなかったりします。
※とりあえず、2度手間は避けたいので
確認はシッカリとしてから手続きに行きましょう。
代理人による銀行印の変更!どれくらいの時間がかかるの?
まず、金融機関に問い合わせをして、
委任状を取りに行くにしても、郵送してもらうにしても
その時点で“2~3日”は、かかります。
本人の直筆でないとダメですから、
当日本人に直ぐに署名、押印が貰えたとしても!です。
後日、窓口に出向き、即日手続き完了で“4~5日”でしょうか。
★『届印』の変更の取り扱いは、
金融機関によっても違いがあるようです。
まず、変更者本人が分からない事を問い合わせましょう!
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