アベノミクス「三本の矢」の中核である
女性の社会的活躍の推進。
その方針が放たれてから、既に一年が経過しています。
ではこの一年、実際に女性の活躍が増えたのか?
あなたの身の回りでは、女性の活躍が増えましたか?
子供を生むとキャリアが閉ざされてしまう
結婚している(したい)働く女性。
結婚をして子供を産みたい女性は
世の中には大勢います。
ですが、その足かせとなっているのは、
育児休暇によるキャリアダウンの問題。
日本は、子供を育てる環境に対しての社会的インフラが、
先進国の中でも最も遅れていると言われています。
その理由の一つには、子供を預けていられる認可保育所不足の問題。
保育所の定員オーバーのため、
日本全国で85万人は待機児童がいるとのデータも出ています。
安部首相は政権発足時、
「今後5年間で40万人、保育所の定員人数を増やす」
と公言していました。
ですが私の実感としては、
預かってくれる保育所探しに奔走している女性、
まだまだ大勢いてます。
無認可の保育所だと、給料のほとんどがかかってしまう保育所も!
「何のために働いているのか分からない」
とぼやいている同僚も、
私の周囲には大勢います。
あと4年で、どこまで改善出来るのでしょうか・・・?
40万人の定員を増やしても、
まだデータの半数に達していないですし・・・
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目玉である「3年間抱っこし放題での職場復帰」
産休を取る事が出来る期間。
ほとんどの企業は1年と定めています。
一年なんて、どれだけ成長が早い赤ちゃんだったとしても
ヨチヨチ歩けるかどうか・・。
一人でお留守番なんて、まだまだ遠い話。
安部首相が打ち出した成長戦略では、
保育所の定員を増やす事と合わせて、
育児休暇を最長3年に伸ばすよう、企業に働きかける事。
「強制」ではなく「働きかけた」だけ。
実際に、育児休暇を3年に延長した企業は
いったいどれだけあるのでしょうか?
中小企業は、当然そんな余裕はありません。
現在の「一年の育児休暇」でも、
職場によっては、辞めて欲しいような空気を
あからさまに出す会社もあるくらいです。
「三年間の育児休暇」、現在実施しているのは、
一部の大手企業だけでしょうか?
友人知人が勤める企業で
三年間の育児休暇を実施している企業は
私は聞いた事がありません。
日本の企業比率、大手企業は約0.3%。
この0.3%が全てではなく、
この中でも一部の企業のみ実施しているだけなのでしょう。
3年でも短すぎる育児休暇
日本の人口は減少傾向。
これに歯止めをかけるには、子育てがし易い社会環境作り。
確かに、現状は1年の育児休暇が3年まで伸びる事は喜ばしい事ですが。
3歳の子が、一人でお留守番が出来るでしょうか?
最低でも、幼稚園に通えるくらいの年齢にならなければ
安心して働く事も出来ません。
私は、最長5年は育児休暇を取る事が出来るようにするべきだと思います。
「働きかける」のではなく、「法で定める」くらいの強制力で。
5歳になれば、一人でお留守番は無理だとしても
一人で友達の家に遊びに行く事も出来るようになります。
手間がかからなくなってくるので、
周囲の助けさえあれば、安心して働きに出る事が出来るでしょう。
まだ一年しか経っていない安部政権。
でも、もう既に一年も経ってしまっています。
政治は、結果が出るのは時間がかかるものですが。
女性の活躍、少子化問題、
日本の社会基盤の根幹に関わる問題は
早急に結果を出さないと!!
さらなる強いリーダーシップを期待します!