前歯が欠けた!
サラリーマンにとって、口元の印象は大切です。
もし欠けてしまうと、
すぐに歯医者さんで治療をしないといけません。
ただ、インプラントをしようと思うと、
気になるのは、治療費。
高額なイメージがありますが、
どのくらいなのでしょうか?
健康保険は、全く使えないのでしょうか?
前歯のインプラントに保険適用できる?
◆差し歯とは?
歯の根が残っている時に、
根を利用して、被せ物をすることです。
残っている根を治療して、土台を立てて、
被せものをします。
根が残っていない場合は、
インプラントやブリッジをすることになります。
◇70%の方が前歯を保険で差し歯にしないそうです。
❖保険で治療している前歯は、
金属の土台と金属の冠の表面に
プラスチックを張り付けています。
金属は、水分のある場所ではイオン化して
溶け出してしまいます。
溶けた金属の成分は、歯茎を黒くしてしまいます。
その色を取るには、歯茎ごと取って
他の歯茎を移植する必要があんです!
❖保険での治療の差し歯は、
表面にプラスチックを張り付けます。
プラスチックは、口の中で水分を吸収し、
黄色く変色しやすいんです。
また、表面の傷の凸凹にプラークが残り、
黄ばみの原因にも!
❖一般的な歯の色は、あまり目立ちません。
ただ、歯の色が濃い人やまだらな感じの人は、
プラスチックでは色が合わせにくいために、
周りの歯から浮いてしまう可能性も。
近年は、歯科材料も進化したので、
金属を使わないで、セラミックだけで治療する、
オールセラミックという治療法が、可能になりました。
ちなみに、金額は前歯の被せもので9万~12万円程度です。
※保険適応の材料の場合は、数千円で済みますが・・・
インプラント治療に保険を適用させるには?
◇インプラントとは?
体内に埋め込む医療機器や、
その材料の総称として使われています。
心臓のペースメーカーや、
美容成形の目的で使うシリコン材料なども、
全部インプラント!
歯が無くなった場合、骨に埋め込む人工歯根は、
歯科インプラント(デンタルインプラント)と言います。
◇インプラント治療とは?
虫歯や歯周病、また外傷によって歯を失うことがあります。
そのような、歯が無くなってしまっている部分の
顎の骨の中にインプラントを埋め込んで、
そのインプラントに義歯を付ける治療方法のことです。
インプラント治療は、
1本だけ歯がなくなった場合でも治療できますし、
全部の歯がなくなった場合でも、適用できます。
◇インプラントの材料・構造は?
強度、生体親和性、骨との結合から、
現在インプラント材料としては
主にチタン・チタン合金が使用されています。
インプラントの構造は、
骨の中に埋める部分の事を、インプラント体と呼びます。
そして、インプラント体と義歯の間の部品を、
アバットメントと呼びます。
一般的にアバットメントは、スクリューを使って、
インプラント体に固定されています。
◇インプラント治療のメリットは?
義歯をしっかりと固定できることが、
最大のメリット。
インプラント治療では、残っている歯を削ったり、
義歯を安定させるための装置を付けたりすることがありません。
残っている歯に負担をかけずに治療できることも、
インプラント治療の利点なんです。
◇インプラント費用1本分は?
インプラント体+アバットメント+上部構造=330,000円。
※あくまでも一例です。
インプラントは通常、自費診療となります。
インプラントの金額は、歯科医院によってかなり差があります。
1本が15万円くらいのものから、
50万円以上するものまであります。
決して安い治療ではありません。
材料や治療期間など、
担当の歯科医師と納得いくまで話し合いましょう。
相談に応じてくれない医院は論外です!
◇インプラント治療で保険適応の条件は?
*顎骨の1/3以上が連続して欠損や形成不全の状態にあり、
それが医科の保険医療機関の主治医によって、
先天性の疾患によるものと診断される場合。
*病気や外傷などで広範囲にわたり、顎骨を欠損している場合、
またそれを骨移植術などの方法で再建している場合。
前歯インプラントのデメリットとは?
◎インプラント手術前後の注意事項は?
- 手術前の注意事項
手術の前日は睡眠を充分にとって、
体調をしっかりと整えておきましょう。
- インプラント手術直後の注意事項
手術当日は、絶対にうがいをしないように!
頻繁にうがいをすると、いつまでも血が止まらなかったり、
痛みの原因になる場合があります。
通常、1日位は唾液に血が混ざります。
その後も流れる程の出血がある場合には、
歯科医院に連絡しましょう!
*手術直後に鎮痛剤を服用します。
その後痛みが出るようなら、
4時間以上あけて鎮痛剤を服用しましょう。
また、痛みがなくても、鎮痛剤以外に処方された薬は、
体に変調がない限り指示通り飲みましょう。
あと、下痢や湿疹などの症状があれば連絡しましょう。
医師から処方された抗生物質は、
完全に1週間分飲みきるようにして下さい。
*食事は、麻酔がさめてから、
軟らかい物を反対側で噛んで摂りましょう。
手術部位に刺激が加わってしまうと、
感染の原因になってしまうかも・・・
熱いもの、刺激物も要注意です。
*人によっては、顔の腫れや
内出血斑(青アザ)が出ることがあります。
腫れは2~3日目がピーク!
20分ごとに冷水で湿布してください。
※氷など極端に冷たい湿布は、かえって治癒を悪くするかも。
避けましょう!
※内出血は数日で自然に消えていきますから、心配ないですよ。
*お風呂は軽く流す程度か、シャワーにしましょうね。
*手術後2~3日は、激しい運動は避けて下さい。
※個人によって、注意点は違いますよね。
キチンと説明してくれる病院で治療しましょう。
そして当然ですが、注意事項は必ず守りましょう!
前歯が欠ける原因は?
そもそも、歯が欠けなければ、
インプラント治療は必要ありません。
事前にできるだけ、歯が欠ける要因を減らす事が大切です。
❖虫歯で歯が欠ける!
徐々に歯が菌におかされて、
欠けていく場合がほとんどでしょう。
そうなると、歯の内側の神経が外側にさらされて、
虫歯特有の痛みが出てきます。
「虫歯で歯が欠けてきたかな?」
と思ったら、早く歯医者さんに行きましょう。
虫歯が原因で突然歯が欠けるということも!
歯は表面の材質が非常に固いので、
小さな穴の内側から菌が浸食してしまうからです。
こうなると内側が空洞のようになり、
食事などの軽い刺激でも、欠けてしまうことがありえます。
まず、虫歯に気付いたら早めに歯医者さんに行きましょう!
❖「食いしばり」や「歯ぎしり」も原因に!
食いしばりや固いものを噛む癖などがあると、
外からの刺激が続く事により、
歯が欠けてしまうことがあります。
歯ぎしりも歯が欠ける原因になります。
特に、睡眠中に癖が出ることが多いです。
その歯ぎしりは、ストレスがたまっているのかも?
鏡で歯を見て、噛み合わせの部分が削れているようなら、
歯ぎしりをしている可能性“大”です。
❖大人は、事故が原因のケースも!
大人の場合は、事故やけがなどが原因で
歯が欠けることが多いです。
<注意点!
◇病院に行くとき、
欠けた歯を“ティッシュ”に包んではダメです!
なんと!
欠けた歯は“口の中に含んで”持って行くのが一番良いんです。
歯を乾燥させずに、欠けるまでと同じ状態に保つ事ができるので
最も劣化が少ないからなんですね。
口に含むのは抵抗がある場合には、
牛乳につけて持って行くのが良いですよ。
そばに牛乳もなく、口に含むのも嫌という場合には
せめてティッシュを濡らしてから包みましょう!
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