一口に「公務員」といっても!
多くの種類があり、仕事内容も様々です!
◆公務員とは?
国および地方自治体、国際機関等の事務を執行する人。
または、その身分資格のこと。
国際機関の職員は国際公務員といい、
中央政府に属する公務員を国家公務員、
地方自治体に属する公務員を地方公務員という。
◆公務員になるには?その道のり!
まずなりたい職種を決め、
その上で試験準備に取りかかりましょう。
公務員として採用されるためには、
国家公務員でも地方公務員でも、
採用試験を受けて、合格しなければなりません。
一般的には、試験→内定→採用という流れ。
ただ、採用までの道のりは、
種類によって変わってきます。
- 中央省庁などの“国家公務員”
- 県庁や市役所などの“地方公務員”
- さらに警察官や消防官や電気・機械などの技術系
- 自分がどういった事をしたいのか?
- どんな仕事や、職種に就きたいのか?
を決めることが第一歩。
その上で自分の志望先の
公務員採用スケジュールを調べましょう!
主な試験科目は
- 「教養試験」
- 「専門試験」
- 「論文」
- 「面接」
といったところ。
経験者採用だと、
教養試験や専門試験がない場合があります。
警察や消防といった体力が必要な職種だと、
指定されている身体的要件をクリアする必要もあります。
ですから受験対策をたてるには、
自分の志望職種を早く決めて、
必要な受験資格要件や、試験内容の傾向の情報収集を
する必要があります。
「公務員試験採用の合格率○○%!」
なんていうのを売りにしている採用試験専門の塾や
予備校、通信講座もありますよね。
難易度が非常に高い職種もありますよ!
公務員と民間との違い
◆公務員に根強い“安定している”というイメージ
- 国家公務員は「国家公務員法」
- 地方公務員は「地方公務員法」
で、身分保障がなされています。
日本国憲法第15条に、
「すべて公務員は、全体の奉仕者であって
一部の奉仕者ではない。」
とあるように、公務員はみんな、
法律によって身分を保証されています。
ですから、民間企業と比較すれば
経済の不況・業績・個人の成績などによる
失業・収入変動リスクを負うことは少ないでしょうね。
産休、育児休業、有給休暇など、
色々な種類の手当てや
休暇取得のバックアップ体制が強いこと。
他にも、制度活用率との高さ、職務復帰の状況から、
女性にとっては働きやすいと考えられます。
一般企業にも、規定はありますが
まだまだ制度を活用しづらい雰囲気はあるかもしれません。
◆面接の志望動機は、どう回答すれば良いの?
「なぜ公務員になりたいのですか?」
と質問された場合。
「リストラされる心配がないから」
とか、
「共済年金が、ちゃんと貰えそうだから」
とは言えませんよね(笑)
漠然と、
「公務員になりたい!」
ではなく、
「公務員になったら、どういった仕事をしたいのか?」
が大切です。
できれば、志望動機に関係する資格を
在学中に取得しておくことも効果的。
でもこれって、
一般企業の面接でも同じことが言えます。
「御社の経営理念が・・・」
と上手く話すより、在学中に何を目指し、
そのために何をしてきたか?が大切でしょう。
■公務員の種類、それぞれの難易度
◆国家系公務員の職種一覧
- 国家公務員総合職
- 国家公務員一般職(大卒)
- 国家公務員一般職(高卒)
- 東京都特別区
- 法務省専門職員
- 外務省専門職員
- 外務省専門職員
- 労働基準監督官
- 衆議院事務局(総合職・一般職/大卒)
- 参議院事務局(総合職)
- 航空管制官
- 航空保安大学校学生
- 海上保安大学校学生
- 気象大学校学生
など
◆地方系公務員の職種一覧
- 地方上級公務員
- 地方中級公務員
- 地方初級公務員
- 市町村職員
- 技術系公務員
など
◆法律系公務員の職種
- 裁判所職員(総合職・大卒)
- 家庭裁判所調査官
など
◆経済系公務員の職種一覧
- 国税専門官
- 税務職員
- 財務専門官
◆公安系公務員の職種一覧
- ❖警察官
- ❖消防士
- ❖自衛官
- ❖海上保安官
- ❖刑務官
- ❖皇宮護衛官
など
◆教育系公務員の職種一覧
- ❖教員(先生)
- ❖保育士
◆その他の公務員の職種一覧
- 国会職員
- 国会図書館(総合職・一般職)
- 国立大学法人等職員
- 食品衛生監視員
など
公務員といってもこんなに職種が!!
公務員の種類、それぞれの仕事内容
◎国家公務員総合職の仕事内容・特徴
前は国家公務員一種と呼ばれていましたが、
今は国家公務員総合職です。
公務員でも、エリート中のエリートとも呼ばれる、
将来の幹部候補です。
官僚と呼ばれ、
採用時から幹部候補生として採用し、
その後まもなく、責任のある仕事を与えられることになります。
国際的な機関との交渉や、
情報共有などの業務が多いため、
英会話能力は必須!
※当然、合格の難易度もずば抜けてます!
◎航空保安大学校学生の仕事内容・特徴
航空保安大学校生は、
卒業後は国土交通省の職員なので、
国家公務員です。
航空保安大学校に入学するには、
大学受験と同じような、一般教養のテストなどの難関を
突破しなければなりません。
情報航空科と航空電子科の二つに分かれており、
試験に合格すると、2年間研修生として様々な勉強をします。
情報航空科の卒業生は、
空の安全を守る運行情報官や、
航空管制通信官などになります。
◎地方上級公務員の仕事内容・特徴
地方上級公務員とは、
都道府県庁や東京都特別区、政令指定都市に
それぞれ勤務する公務員のことを言います。
主な仕事は、採用された地域の活性化を図ることです。
◎消防士の仕事内容・特徴
消防士は、地方自治体の消防本部や
消防署に所属する公務員です。
火災発生時にすぐに現場に消防車で駆けつけて
消火活動をし、地域や人々の安全を守るのが仕事です。
◎教員(先生)の仕事内容・特徴
教員は、様々な学校や幼稚園で
生徒に教育的活動を行います。
日本の文部省が管轄する、国立や公立学校の場合は
教育公務員という地方公務員の立場になり、
教員免許が必要になります。
ですが、大学や高等専門学校では
教員免許は必要ありません。
教員免許を取得するだけでなく、
各都道府県の教育委員会が行う教員採用試験に合格しないと
実際に教員になることはできません。
公務員は、一般的なイメージほど楽なものではありません。
責任重大で激務の仕事も多いです。
「公務員は楽だ!」
っていうイメージ、吹っ飛んでしまいますよね(笑)
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