友人から先日、
「都内に、女性が連日詰めかけている神社がある」
と聞きました。
なんでも、
「お参りすると彼氏ができる、結婚できる」
と評判で、関東近郊はもちろん、
全国から良い出会いを求めて訪れる女性が
たくさんいるらしいです。
その神社とは、東京大神宮。
興味ありませんか?
わたしは興味があります。
男性ですけど(笑)
日本で初めて神前結婚式が行われた場所
「東京のお伊勢様」と称され、
みんなに親しまれている東京大神宮。
東京の重要パワースポットとして、見逃せない神社です。
伊勢神宮の御祭神
○天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
皇室の祖神で、日本民族の総氏神とされている
○豊受大神(とようけのおおかみ)
農業、諸産業、衣食住の守護神
○倭比賣命(やまとひめのみこと)
天照皇大神に仕え、
その御心を人々に伝えた天照皇大神の御杖代(みつえしろ)
絶世の美女とうたわれている
東京大神宮には、これら3人の神様に加えて、
「造化の三神(ぞうかのさんしん)」といわれる
○天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)
○高御産巣日神(たかみむすびのかみ)
○神産巣日神(かみむすびのかみ)
が祀られており、天地が初めて分かれた時に現れ、
天地万物の生成化育という「むすび」の働きをされたとされています。
造化の三神が祀られていることから、
縁結びにご利益のある神社としても、
知られるようになりました。
江戸時代、伊勢神宮への参拝は、庶民の生涯かけての願い。
現代でも、一生に一度は行ってみたいとされる場所。
東京大新宮は、明治国家が誕生し、明治天皇のご裁断を仰ぎ、
東京における伊勢神宮の遥拝殿(ようはいでん)として、
明治13年に創建されました。
当時は日比谷に鎮座していたことから
「日比谷大神宮」と称されていました。
関東大震災後の昭和3年に、現在地の飯田橋に移ると
「飯田橋大神宮」と呼ばれるようになりました。
そして戦後、「東京大神宮」と改められました。
また明治33年に、当時の皇太子である大正天皇が、
この地で行われた御婚儀の慶事を記念して、
一般の人々に向けに創められた、神前結婚式の発祥の地でもあります。
東京大神宮のお守り
もともとお守りは、
社寺の護符(ごふ)や呪符(じゅふ)を身につけて、
悪霊から身を守るものでした。
今では、安産祈願や合格祈願など、
その範囲を広めています。
東京大神宮でも、たくさんの種類のお守りが作られています。
中でも一番人気は、「縁結び鈴蘭守り」。
純白の鈴蘭をイメージした花の中に鈴が入っており、
動くとチリン・チリンとかわいらしい音がします。
鈴蘭には「幸福が訪れる」という花言葉があり、
鈴の音色には、
- 邪気を祓う霊力がある
- 心を引きつける力がある
とされています。
社殿にある大きな鈴を鳴らすのは、
神様を招いて邪気を祓い、心を清らかにする意味。
巫女さんが神楽を舞うときに、
手に持って鳴らす神楽鈴(かぐらすず)には、
神様の注意を引きつけるために鳴らす。
と言われています。
一般的にお守りというと、
布でできた小さな袋に、紐が結ばれた形が思い浮かぶと思います
この結び方を「叶結び(かのうむすび)」といい、
正確には、結ばれているところが二重になっていることから、
二重叶結びと言われています。
叶結びは、祝儀袋の水引に使われるなど、
お祝い事には欠かせない結び方。
また、天地万物を産み出すことを「産霊(むすび)」といい、
生命の根源を意味することから、紐で結ばれることによって
霊力が込められているとのことです。
お守りを持つということ
「複数のお守りを一緒に持つと、神様が喧嘩する」
とよく聞きます。
ですが、徳が高く、立派な神様同士が
喧嘩するとは考えられていません。
それよりも大切にしたいことがあります。
お守りは常に身につけてパワーを授かるものなので、
お財布やポーチなど、いつも持ち歩くものに付けるのが
正しい方法。
そして縁結びのお守りは、
手帳に挟んで出会いが増えるように願うなど、
願いと関連する場所に付けると効果がアップします。
身につけることができない場合は、目線より高く、
綺麗でいつも目が留まる場所に置くと良いでしょう。
まとめ
神社では「常若(とこわか)」という、
常に若々しく、常に清々しくいることを、
非常に大切にしています。
伊勢神宮での20年に1度の式年遷宮も、
この考えから来ているそうです。
お守りも同様に、日々汚れ、神様のお力が弱くなっていきます。
ですので、1年経ったら返納するようにしてください。
また、身に付けているうちに紐が切れてしまうなど、
傷んでしまった場合は、悪い力から守って頂いたと考え、
速やかに返納して新しいお守りを授かるようにしましょう。
お土産で頂いたお守りでも、
神様の力が宿る神聖なものとして、
雑に扱うことのないようにしてください。
複数の神様を持ち歩く場合でも、
同じポケットに神様同士をぎゅうぎゅうに詰め込む事のないように、
できれば位の高い神様を、真ん中にするようにしましょう。
私たちの人間関係でも、
普段お願いばかりしてきて、まったく感謝してくれない相手には、
優しく接することが出来ないように、神様も同じです。
恩恵を受けることを当たり前ととらえず、
感謝の気持ちを忘れないようにしましょうね!
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