幸せを運んでくるとされるツバメ。
毎年春先になると日本にやってきて、
卵を産み、子を育て、再び暖かい地へと渡っていく野鳥です。
昨日の記事で、詳しく説明しましたが、
ツバメが巣を作ると、
- 商売繁盛
- 金運上昇
- 子孫繁栄
など、縁起がいいと言われています。
ただそうはいっても、
玄関先や新築のお宅、人通りの多い場所の頭上に
巣を作られては困りもの。
落ちてくるフンで、かなり汚れてしまいますし。。。
ワンシーズンは我慢しても、来年は勘弁してほしい!
外壁のリフォームをきっかけに、巣作りから解放されたいっ!
今回は、そんなあなたに、
ツバメの巣作りの対策方法について、お話しますね!
ツバメの巣作りの方法
ツバメには帰巣本能があり、
成鳥の場合、昨年やってきた同じ土地や場所に、
巣を作ろうとします。
自身が使っていた巣が残ってれば、それを修復。
壊されていれば、近くの空き家(オスの戻っていない古巣)を拝借。
もしくは、近くに新たな巣を作る、という具合です。
せっせと枯草や泥に唾液を混ぜて運び、
およそ1週間程度で新たな巣が完成するとか。
この間に壊しても、修復や近接した場所での巣作りを試みる、
という根気強さもツバメには有るんです。
ツバメに巣を作られないためのひと知恵
![アイデアを出す女性](https://evltns.com/wp-content/uploads/2015/06/20150620103301-17.jpg)
壊しても壊しても、作られてしまうならば、
最初から作らせない方法って、無いものでしょうか?
カラス除け対策などで、CDを吊るしている場所を見かけますよね。
でもこれ、ツバメにとっては必ずしも有効とは言えません。
では、どんな方法があるのか?というと、
このYouTube動画では、
排気口の上にラミネートフィルムを貼り、
巣を作る場所を与えないようにする、
という対策が講じられています。
この他、
- テグスを張って見えないバリアを作る
(透明のテグスなので、景観は損ねない) - カラスや蛇などツバメの天敵とされるフィギュアや、
それに見立てたもの(黒のビニル袋など)を置く - 少し作られてはひたすら放水する
といった策を講じるなどの方法もあります。
それでも出来てしまったら?巣立ちまでの対策
![ツバメの巣立ち](https://evltns.com/wp-content/uploads/2015/07/7e80395b4aed2a4048be2613a50d09c9_s.jpg)
でも!
色々策を講じたものの、
今年もやっぱり巣が作られてしまった。。。
そんな場合、一番に対策したい点は、
落下するフンですよね~。
「DIYが得意」という方は、
木片を用意し、巣の下にフンを受ける台を作ってあげれば
フンよけにはなるでしょう。
でも現代の建物では、
外壁にくぎを打ち付けるのは困難な場合も多いはず。
そんな時は、段ボールや新聞紙をガムテープで固定するだけでも、
一時しのぎは出来るはずです。
こまめに交換しなくてはいけないかと思いますが、
地面に落とされて、掃除をしなければいけない手間を考えれば、
かなり楽になるはずですよ。
天井の梁を利用して、紐などかけるスペースがある場合は、
発泡スチロールのケースや、段ボール箱などを
巣の下に吊るすという方法もあります。
ただこちらは少し、景観が損なわれてしまうのが難点ですね。
そう言えば、フンが落ちるであろう足元に
「この上にツバメの巣があります。フンに注意してください」
という注意書きをされている場所を、
見かけたことがあります。
地面に落ちない方法を講じると共に、
そこを通行する人にも注意を促してあげると
親切かもしれませんね。
ここでもう一つ、併せて注意しておきたいこと!
空の巣を壊してしまうことは問題ないんですが、
定住し、産卵をしている・ヒナを育てている、
という状態の巣を壊すことは、
「鳥獣保護法第八条」違反となり、罰せられる可能性があります。
これは、ツバメが「鳥獣」にあたるから。
まとめ
![ツバメの巣](https://evltns.com/wp-content/uploads/2015/07/4cddf5a916e45ddcd3567028cb2815eb_s.jpg)
ツバメが来なくなってから、運気が下がった!
という人もいらっしゃいます。
気の持ちようかもしれませんが、占いなど信じる派の方は、
ツバメと共存する道を選ぶのも、一つの手かもしれませんね。
鳥獣保護法の観点から考えても、
巣ができてしまった場合は、
巣立ちまで見守ってあげた方が良いでしょう!
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