幸せを運んでくるとされるツバメ。
毎年春先になると日本にやってきて、
卵を産み、子を育て、再び暖かい地へと渡っていく野鳥です。
昨日の記事で、詳しく説明しましたが、
ツバメが巣を作ると、
- 商売繁盛
- 金運上昇
- 子孫繁栄
など、縁起がいいと言われています。
ただそうはいっても、
玄関先や新築のお宅、人通りの多い場所の頭上に
巣を作られては困りもの。
落ちてくるフンで、かなり汚れてしまいますし。。。
ワンシーズンは我慢しても、来年は勘弁してほしい!
外壁のリフォームをきっかけに、巣作りから解放されたいっ!
今回は、そんなあなたに、
ツバメの巣作りの対策方法について、お話しますね!
ツバメの巣作りの方法
ツバメには帰巣本能があり、
成鳥の場合、昨年やってきた同じ土地や場所に、
巣を作ろうとします。
自身が使っていた巣が残ってれば、それを修復。
壊されていれば、近くの空き家(オスの戻っていない古巣)を拝借。
もしくは、近くに新たな巣を作る、という具合です。
せっせと枯草や泥に唾液を混ぜて運び、
およそ1週間程度で新たな巣が完成するとか。
この間に壊しても、修復や近接した場所での巣作りを試みる、
という根気強さもツバメには有るんです。
ツバメに巣を作られないためのひと知恵
壊しても壊しても、作られてしまうならば、
最初から作らせない方法って、無いものでしょうか?
カラス除け対策などで、CDを吊るしている場所を見かけますよね。
でもこれ、ツバメにとっては必ずしも有効とは言えません。
では、どんな方法があるのか?というと、
このYouTube動画では、
排気口の上にラミネートフィルムを貼り、
巣を作る場所を与えないようにする、
という対策が講じられています。
この他、
- テグスを張って見えないバリアを作る
(透明のテグスなので、景観は損ねない) - カラスや蛇などツバメの天敵とされるフィギュアや、
それに見立てたもの(黒のビニル袋など)を置く - 少し作られてはひたすら放水する
といった策を講じるなどの方法もあります。
それでも出来てしまったら?巣立ちまでの対策
でも!
色々策を講じたものの、
今年もやっぱり巣が作られてしまった。。。
そんな場合、一番に対策したい点は、
落下するフンですよね~。
「DIYが得意」という方は、
木片を用意し、巣の下にフンを受ける台を作ってあげれば
フンよけにはなるでしょう。
でも現代の建物では、
外壁にくぎを打ち付けるのは困難な場合も多いはず。
そんな時は、段ボールや新聞紙をガムテープで固定するだけでも、
一時しのぎは出来るはずです。
こまめに交換しなくてはいけないかと思いますが、
地面に落とされて、掃除をしなければいけない手間を考えれば、
かなり楽になるはずですよ。
天井の梁を利用して、紐などかけるスペースがある場合は、
発泡スチロールのケースや、段ボール箱などを
巣の下に吊るすという方法もあります。
ただこちらは少し、景観が損なわれてしまうのが難点ですね。
そう言えば、フンが落ちるであろう足元に
「この上にツバメの巣があります。フンに注意してください」
という注意書きをされている場所を、
見かけたことがあります。
地面に落ちない方法を講じると共に、
そこを通行する人にも注意を促してあげると
親切かもしれませんね。
ここでもう一つ、併せて注意しておきたいこと!
空の巣を壊してしまうことは問題ないんですが、
定住し、産卵をしている・ヒナを育てている、
という状態の巣を壊すことは、
「鳥獣保護法第八条」違反となり、罰せられる可能性があります。
これは、ツバメが「鳥獣」にあたるから。
まとめ
ツバメが来なくなってから、運気が下がった!
という人もいらっしゃいます。
気の持ちようかもしれませんが、占いなど信じる派の方は、
ツバメと共存する道を選ぶのも、一つの手かもしれませんね。
鳥獣保護法の観点から考えても、
巣ができてしまった場合は、
巣立ちまで見守ってあげた方が良いでしょう!
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