意外と知らない注連縄の意味!起源や種類を知っておこう!

お正月

お正月!

 

一年の始まりの日。

 

 

この日をしっかりと準備することで、

今から迎える一年が、良い年になるか?はたまた・・・

 

一年の分かれ道と言っても、

過言ではありません!

 

 

そんなお正月の準備といえば?

 

しめ縄ですよねっ!

 

 

でも、そんなしめ縄のことって、

どれだけ知っていますか?

 

たぶん、ほとんど(まったく)知らないでしょう。

 

少なくともわたしは、正月飾りということ以外、

何も知りませんでした(笑)

 

 

今回は、そんなしめ縄の起源や種類

お話しましょう!

 

 

 

しめ縄の起源

 

 

注連縄(しめ縄)で辞書を引くと、

 

「神を祀る神聖な場所を、

他の場所と分かりやすく、区別するために張る縄。

また、新年の祝いなどのために、家の入り口に張って、

悪気が家内に入らないようにしたもの。

 

左捻(よ)りのわらに、適当な間隔を置いて

紙四手(かみしで)などを下げる。」

 

と出てきました。

 

 

「神聖な場所と他の場所と区別する縄」

とは、岩戸伝説という神話から来ています。

 

 

 

岩戸伝説とは?

 

その昔、日本神話中の最高神である天照大御神が、

弟の素戔鳴尊(すさのおのみこと)の乱暴を怒って、

天の岩屋へ隠れてしまいました。

 

 

すると、世の中は真っ暗闇になり、

いろいろな悪い神々が出てきて・・・

 

恐ろしいことや、悲しいことが、次々に起こりました。

 

 

天照大神に、岩屋からお出になってほしいと、

大勢の神様たちが集まって、

 

「外にいる私たちが、岩戸の前で

楽しそうに踊ったり歌ったりしていると、

『何をしているのだろう』

とお覗きになるに違いありません」

 

との考えに至って実践すると、

岩屋の中から天照大神が、

 

「何が起こったのか」

 

と、本当に岩戸から顔を除かせました。

 

 

その隙に、岩戸の陰で待ち伏せていた

天手力雄命という 神様が、渾身の力で戸を開けて!

 

天照大神を引き出した際に、再び天の岩屋に入らないように、

しめ縄を張って戸を塞いだ

 

という神話です。

 

 

しめ縄は、ここから来ているんですね〜!

 

 

また、岩戸伝説で調べてみると、

「集まった大勢の神様の一人、

天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)が、

また天照大御神が岩戸に隠れては大変だと思って。

 

岩戸を持ち上げ下界へ投げ捨て、

落ちた先が「戸隠山」であると言われている。」

 

という記述もありました。

 

 

戸隠にある古い記録の「戸隠山顕光寺流記」や、

「戸隠本院昔事縁起」に、岩戸伝説のような話が

記されているからです。

 

 

また、しめ縄の「しめ」には、

「神様の「占める」場所」

なんていう意味がある、とも言われています。

 

 

他には、

「天照大神を連れ出した後に、

大神の周りに「しめくり縄」を引きめぐらした」

と、ちょっとニュアンスが違う由来もあったりなかったり・・・。

 

 

日本の伝統行事は、どんなものでも

色々な由来が隠されているので、

本当に面白いですよね〜♪

 

 

しめ縄の種類や飾り方

 

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さてさて。

次は、しめ縄の種類や飾り方のお話をしましょう。

 

 

しめ縄や、しめ縄を使ったしめ縄飾りには、

用途や地域によって様々な種類があるといいます。

 

 

代表的なもの

 

◇ごぼう注連

 

ごぼうのような形をしたしめ縄で、神棚向きです。

 

神様から見て、太い方が左に向くように、

向かって右に太い方が来るように飾ります。

 

 

これは、古来より左を神聖、

右を俗(日常)との考えからきています。

 

通常は右にねじってありますが、

お正月用は「左綯い」(ひだりない)と言われるように、

左にねじってあります。

 

 

神棚に飾る時は、紙垂(しで)と呼ばれる紙をつけます。

 

 

◇ごぼう注連+前垂れ

 

ごぼう注連に、前垂れ(わらの垂)をつけ、

  • 裏白(うらじろ・常緑(一年中葉が緑)
  • 多年生のシダで葉の裏が白い)
  • 紙垂
  • 譲葉(ゆずりは・常緑の高木)

などを加えたしめ飾りです。

 

西日本では、

玄関先に使われているのをよく見かけます。

 

 

一般的には、神様を迎える時は、

向かって右側に太い方がくるように飾ります。

 

ですが、伊勢神宮のある三重県伊勢地方では、

逆向きにして1年中飾っておきます。

 

 

◇玉飾り

 

地域にもよりますが、太いしめ縄を輪にしたものに、

  • 紙垂
  • 裏白(穂長ともいわれ長寿の象徴、また葉の裏が白いことから清浄)
  • 御幣(ごへい・神様への捧げものから神様が宿る依代と考えられるようになったもの)
  • 譲葉(親が子に代を譲ることに例えられる、一族繁栄)
  • 橙(代々栄える)
  • 海老(腰が曲がるほどの歳まで、長生きできますように)
  • 扇(末広がりで縁起がいい)

など、色々な縁起物を付けたしめ飾りです。

 

東日本では、玄関先で使われている事が多いです。

 

 

◇輪飾り

 

しめ飾りを簡略化したもので、

細いしめ縄を輪にしたものに、譲葉や紙垂をつけた、

小型のしめ飾りです。

 

キッチンやトイレなどの水まわり、普通の部屋に飾るほか、

門松と組みわせて、家の玄関に飾る場合もあります。

 

 

まとめ

 

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わたしの両親の実家は、淡路島の片田舎。

昔は、車にも飾っていたご家庭も多かった。

 

そんな田舎でも最近は、

車に飾るまでは付けなくなってきています。

 

 

でもやっぱり、車にも神様は来てもらいたい!

 

そう感じたら、今年は車にも

しめ飾りを飾ってみてはいかがでしょうか?

 

 

きっと、何かあった時に助けてくれる事でしょう(笑)

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